サンドラッグnews|第3Q売上高4917億円2.3%増も経常利益9%減

(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)が2022年3月期第3四半期の決算を発表した。同社は「収益認識に関する会計基準」等を今年度の期首から適用している。

2021年4月1日~2021年12月31日の業績は、売上高4916億5900万円(前年同期比2.3%増)、営業利益274億4100万円(8.5%減)、経常利益279億5300万円(8.9%減)、そして四半期純利益が190億0400万円(8.3%減)の増収減益となった。

営業利益率は5.6%、経常利益率は5.7%。

ドラッグストア事業の売上高は3231億4000万円(0.8%増)、営業利益は179億2000万円(11.9%減)。
天候不順、前年の巣ごもり需要の反動減、駅前型店舗のインバウンド需要消失、コロナ禍における化粧品需要の減少などの影響によって低調だった。しかし一方で、生鮮食料品を導入するなどの積極的な店舗改装や、インバウンド・化粧品需要の減少が一巡したことなどにより、売上高は前年同期を上回った。経費面では、セミセルフレジを導入して経費抑制に努めたが、前年同期に抑制したチラシ販売、改装などを実施したため、増加した。

35店舗(フランチャイズ店2店舗の出店を含む)を新規出店し、67店舗の改装を実施した。一方で13店舗を閉店した。

ディスカウントストア事業の売上高は2035億5900万円(5.3%増)、営業利益は95億2000万円(1.6%減)。
ドラッグストア事業と同様、天候不順や反動減などが見られたものの、食料品の販売強化や積極的な店舗改装などにより、売上高が前年同期を上回った。

15店舗を新規出店し、2店舗のスクラップ&ビルドと11店舗の改装を実施した。一方で2店舗を閉店した。

以上の結果、2021年12月末時点のグループ全体の店舗数は、ドラッグストア事業が925店舗(直営店727店舗、(株)星光堂薬局71店舗、(株)サンドラッグプラス63店舗、フランチャイズ店64店舗)、ディスカウントストア事業(ダイレックス(株))が326店舗の、合計1251店舗となった。

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