コメリnews|年商3761億円・経常利益282億円/PB売上高構成比45.4%

(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)が2022年3月期の本決算を発表した。同社は「収益認識に関する会計基準」等を今期期首から適用しているため、対前期増減率は記載していない。

通期の営業収益は3760億9400万円、営業利益278億2500万円、経常利益282億4800万円、当期純利益178億9700万円。

営業利益率7.4%、経常利益率7.5%。

今期の営業面では、DIY、ガーデニング資材等を含む工具・金物・作業用品、リフォーム資材・エクステリア用品、園芸・農業用品といったコメリの核カテゴリーは底堅く推移した。中でも、木材価格の高騰により、合板や荒材等の需要が高まり、関連商品の販売も含めリフォーム資材・エクステリア用品は堅調だった。

商品部門別の売上高は、園芸・農業用品が最も多く870億2100万円、工具・金物・作業用品が657億0300万円、リフォーム資材・エクステリア用品が579億3500万円、日用品・ペット用品が564億5800万円、家電・レジャー用品が435億7800万円、インテリア・家庭用品が307億9200万円、そして燃料他が162億0900万円だった。

自社開発商品については、堅調に売上げを伸ばした。売上高構成比率は、前年同期比で1.9%増の45.4%へ引き上げた。

Eコマース販売は、1200を超える店舗ネットワークを最大限活かし、BOPIS(Buy Online Pickup In Store)の取り組みを進めたことで堅調に推移した。

リフォーム事業は全店で受付可能な住宅設備機器の簡易取付・施工サービスや、庭木の手入れ、エアコンクリーニング等の住関連サービスを拡充するとともに、従業員の教育体制も強化したことで堅調に推移した。

自社発行しているコメリカード(クレジット機能)、アクアカード(プリペイド機能)等のカード会員数は440万人を突破した。

店舗面では、コメリパワーを8店舗、コメリPROを3店舗、コメリハード&グリーンを7店舗、計18店舗を出店し、ハード&グリーン、アテーナを12店舗閉店した。したがって期末店舗数は、パワー84店舗、ハード&グリーン1114店舗、PRO 9店舗、アテーナ7店舗、合計で1214店舗となった。この他に、非連結子会社が運営する海外ハード&グリーン1店舗がある。

なお来期の連結業績見通しについては、営業収益は3850億円(前年同期比2.4%増)、営業利益は285億円(2.4%増)、経常利益は286億円(1.2%増)、当期純利益は181億円(1.1%増)を見込んでいる。

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