ジョイフル本田news|第3Q売上高914億円/経常利益率10.4%
(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、細谷武俊社長)が2022年6月期第3四半期の決算を発表した。
同社は「収益認識に関する会計基準(企業会計基準第29号 2020年3月31日)」等を今期の期首から適用しているため、対前年同四半期増減率は記載していない。
2021年6月21日~2022年3月20日の業績は、売上高914億0000万円、営業利益88億3600万円、経常利益95億2800万円、四半期純利益65億6200万円となった。
営業利益率9.7%、経常利益率10.4%。
新たな挑戦と投資として、「売上高伸長への再挑戦」「マージン改善とコストコントロールの継続」「未来へ向けた積極投資」の3つの重点施策に取り組んだ。
これらの施策の取り組みに注力し、販管費や総労働時間等の削減にも努めた結果、収益性が向上し、高い営業利益率を確保した。
「住まい」に関する分野の売上高は520億9100万円(前年同四半期は564億0300万円)。内訳は「資材・プロ用品」164億6600万円、「インテリア・リビング」133億4200万円、「ガーデン・ファーム」114億4400万円、「リフォーム」108億3600万円。
輸入木材の価格が高騰するなか、先行仕入調達と安定供給に努めたことで合板など木材の主要商品の売上高が増加した。また、ファン付きウェア等の売上高が増加したほか、法改正に伴う買い替え需要による売上高が増加した。このほか、(株)円谷プロダクションとのアライアンス企画「期間限定POP-UPストア」を9店舗で展開したことから、ホビー・クラフト関連の売上高が増加した。一方、特別定額給付金の支給、台風対策、在宅および感染症対策等で生じた需要が一巡し、電動工具や発電機、家具・プラスチック収納製品等の売上高が減少した。
「生活」に関する分野の売上高は393億0900万円(前年同四半期は416億86百万円)。内訳は「デイリー・日用品」274億0500万円、「ペット・レジャー」110億9600万円、「その他」8億0700万円。
新規ブランド商品の導入や、売場レイアウトの見直し等の販売促進の効果もあり、プレミアムフードなどペット関連商品の売上高が増加した。一方、夏の行楽時期における天候不順が飲料や行楽用品等の売上高に影響したほか、感染症対策、内食・除菌に対する需要が一服し、マスクや消毒用ハンドジェル、一般調理器具、全身洗浄料などの売上高が減少した。