U.S.M.Hnews|第1Q営業収益1736億円・経常利益68.7%減の減収減益
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、藤田元宏社長、略称:U.S.M.H)の2023年2月期第1四半期は、営業収益が1735億7000万円(前年同四半期は1780億7600万円)、営業利益7億5600万円(前年同四半期比72.4%減)、経常利益8億8100万円(68.7%減)、四半期純利益2億3700万円(85.0%減)の減収減益だ。
営業利益率0.4%、経常利益率0.5%
U.S.M.Hは首都圏でスーパーマーケット事業を展開する(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)で構成される。
U.S.M.Hグループは第2次中期経営計画において「デジタルを基盤とした構造改革を推進し、次代の礎を築くことを実現するために、『あらゆる人に食を届ける』をめざして、協働と創発をくりかえす」を基本方針とし、今期が最終年度となる。
デジタル面では、独自の技術をもつパートナー企業とともにイノベーション・ラボを発足させ、オープンイノベーションプラットフォーム「AKIBARunway」の取り組みを始動した。
また、子会社である(株)マルエツ、(株)カスミにおいても経済産業省が定める「DX認定事業者」の認定を取得し、お客の新しい生活様式やスマートライフに対応した、ストレスフリーで便利な買物体験の提供に注力した。
商品の取り組みでは、植物工場を企画・運営する(株)PLANTXとのパートナーシップによって、野菜の栽培から販売まで一貫した製造小売りモデルの構築を目指す。気候変動や自然災害に左右されない独自サプライチェーンの実現に向けた取り組みで、取り扱い店舗の拡大を行うとともに、サラダやミールキットなどの商品に活用し、拡大を図って行く。
既存店は前年同期比で客数が97.7%、客単価は98.8%。客数は、価格競争の激化やECの伸長、デリバリーなどの新たなチャネルなどの影響とみて、この対策を強化する計画だという。
5月末の店舗数はマルエツが2店舗を新設し、U.S.M.Hグループ総店舗数は523店舗。