AOKInews|第1Q売上高392億円19.2%増/スーツ・レディース商品が好調
(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、東英和社長)が2023年3月期第1四半期の決算を発表した。
売上高392億2700万円(前年同期比19.2%増)、営業利益15億4700万円(前年同期は営業損失14億5700万円)、経常利益13億9000万円(前年同期は経常損失15億8300万円)、四半期純利益12億5500万円(前年同期は四半期純損失17億3800万円)だった。
営業利益率は3.9%、経常利益率は3.5%。
ファッション事業は、スーツ・フォーマル等の重衣料やレディース関連商品が好調に推移したことおよび新型コロナ感染症の影響が減少したこと等により、売上高は209億8100万円(20.8%増)、営業利益は11億7600万円(前年同期は営業損失11億6900万円)と増収増益となった。
商品面では、洗えるスーツシリーズの涼しく軽い「エアクールスーツ」をはじめとした春夏用の機能性商品および「パジャマスーツ・パジャマシューズ」シリーズや「スーツ屋が仕立てたTシャツ」等のカジュアル関連商品の品揃えを強化した。レディースでは、「ワンピース見えセットアップ」や「360°きれいパンツ」などオンでもオフでも快適に着用できるアイテムを拡充した。また、2021年からスタートし好評を得ているオンライン上での「チャットスタイリングサービス」の営業時間を拡大し、顧客への利便性の向上を図った。
店舗面では、営業効率改善のためAOKIで4店舗、ORIHICAで2店舗を閉鎖した。6月末の店舗数は604店舗(前期末610店舗)。
アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高21億6000万円(12.0%減)、営業利益3900万円(58.9%減)となった。
販促強化の一環としてWEBやSNSを活用した効率の良い集客施策を実施した。また、顧客の声をもとに「チャペルウエディング」、「ファミリーウエディング」や「フォトウエディング」など、それぞれのウエディングスタイルとアイテムの磨き上げを実施したが、施設数の減少等により減収減益となった。
エンターテイメント事業の売上高は157億6100万円(23.5%増)、営業利益は3億0500万円(前年同期は営業損失5億5300万円)と増収増益となった。
複合カフェの快活CLUBでは、ビジネスに役立つ情報や利便性の高いツールを提供するなど引き続き「日本全国どこでもオフィス」プロジェクトを推進するとともに、「まぜそばフェア」の開催やグランドメニュー刷新など飲食メニューの充実を図った。また、カラオケのコート・ダジュールでは、サブスク(歌い放題・飲み放題の定額プラン)導入等の新たな利用方法を提案した。FiT24は 、出店を継続するとともに、新コンテンツとしてインドアゴルフを導入した。
店舗面では、快活CLUBで4店舗、FiT24で13店舗を新規出店した。一方で業態転換および営業効率改善のため快活CLUBで3店舗、コート・ダジュールで5店舗を閉鎖した。6月末店舗数は717店舗(前期末708店舗)。