マックスバリュ東海news|第2Q営業収益1736億円・経常利益10.9%減
マックスバリュ東海(株)(静岡県浜松市、作道政昭社長)は2023年2月期第2四半期決算を発表した。営業収益は1735億9000万円、営業利益は45億7200万円(9.4%減)、経常利益は45億8200万円(10.9%減)、四半期純利益は29億4000万円(5.5%減)だった。
「収益認識に関する会計基準」等の今期首からの適用のため、営業収益の対前年増減率は出していない。
営業利益率、経常利益率ともに2.6%。
営業面では、節約志向の高まりに対応すべく、価格据え置きを継続しているイオン「トップバリュ」の展開を強化したほか、食べきり・使い切りに適した容量に小分けした商品の品揃え徹底に取り組んだ。
店舗展開では、都市部・山間地域での出店を進めている小型店業態としては浜松市内2店舗目となるマックスバリュエクスプレス浜松中央店(浜松市中区)を7月に開設した。既存店の競争力を高めるべく、大型活性化2店舗を含む計12店舗で活性化改装を実施し、デリカ商品の品揃え強化、冷凍食品の展開拡大など、顧客ニーズに応じた品揃えの拡充に取り組んだ。同時に、キャッシュレスセルフレジの導入を新規に65店舗で実施し、導入店舗数は計135店舗まで拡大した。
また、顧客接点の創出に向け、無人店舗「Maxマート」社外2拠点目を静岡県の企業内に開設したほか、浜松市天竜区の山間部を運行する移動スーパーでは、新たな地区を運行エリアとする2号車の稼働を開始した。4月より名古屋市内で拡大を進めている「Uber Eats」を利用した商品配達サービスも、新たに14拠点を開設(全18拠点)した。
商品面では、「あなたが選ぶ!じものスター誕生」企画を静岡県内の店舗で実施し、「じもの」商品の発見・発展を通じた地域の活性に向けて取り組んだ。また、同社の推進する「ちゃんとごはん」の取組みの一環として、各地の自治体や学生との協働による商品開発に取り組んだほか、コロナ下で稼働を自粛していた「ちゃんとごはんSTUDIO 千種若宮大通店(名古屋市千種区)」における活動を再開した。