アレンザnews|第2Q営業収益751億円/客数減により減収減益
アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)が2023年2月期第2四半期の決算を発表した。
アレンザホールディングスは(株)バローホールディングスの子会社に当たり、傘下にホームセンターの(株)ダイユーエイト、(株)タイム、(株)ホームセンターバロー、ペット専門店の(株)アミーゴなどの事業会社を有する。
3月1日~8月31日の業績は、営業収益750億6000万円(前年同期796億3400万円)、営業利益34億9500万円(42億3700万円)、経常利益37億2300万円(45億0400万円)、四半期純利益21億0800万円(29億0800万円)だった。
なお、同社は今期の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用している。2023年2月期の売上高は、収益認識会計基準等を適用した後の数値となっているため、前年同四半期比(%)は記載していない。
営業利益率4.7%、経常利益率5.0%。
(株)ダイユーエイトのホームセンターのセグメント営業収益は237億6100万円(前年同期244億1800万円)、セグメント利益は11億7000万円(11億4400万円)。なお、収益認識会計基準等の適用による影響として、セグメント営業収益は10億3700万円減少し、セグメント営業利益は300万円増加している。
ホームセンター事業は、既存店ベースで客単価が前年同期比3.2%増加したが、来店客数が前年同期比で3.2%減少したことにより、売上高は0.1%の減少となった。EC部門は、コロナ禍で非接触志向の高まりから市場規模も拡大しているなか、EC取扱い品目の増加と、ユーザーサービス機能を拡充させるために即日発送可能商品数を大幅に増加させたことにより前年同期比で取扱高を大きく伸ばすことができた。
(株)タイムのホームセンターのセグメント営業収益は83億3000万円(前年同期82億3500万円)、セグメント利益は9300万円(2億4900万円)。なお、収益認識会計基準等の適用による影響として、セグメント営業収益は9400万円減少し、セグメント営業利益は400万円増加している。
既存店ベースで、客単価が前年同期比で2.3%増加したが、来店客数が前年同期比で6.2%減少したことから、売上高は4.1%減少した。前年はコロナ下で、収納用品・床材などの販売数増加、住まいのメンテナンス需要による木材・塗料などのDIY商品、在宅勤務や外出自粛によるキッチン用品・調理用品などの家庭用品が好調に推移したたが、今期は需要が例年以下に減少した。
(株)ホームセンターバローのセグメント営業収益は285億4100万円(前年同期306億1400万円)、セグメント利益は13億1500万円(16億4100万円)。なお、収益認識会計基準等の適用による影響として、セグメント営業収益は14億0900万円減少し、セグメント営業利益は4700万円増加している。
既存店ベースで、客単価が前年同期比で4.9%増加したが、来店客数が前年同期比で6.4%減少したことにより、売上高は1.9%の減少となった。
コロナウイルス対策需要の反動から減収となったが、園芸関連は、堅調に推移した。7月は週末に雨が集中したことや、前期の新型コロナウイルス対策需要の反動から前年比減収となった。リフォーム、エクステリア関連は需要が戻りつつあり、好調に推移した。資材・工具金物専門店「プロサイト」では、SNS発信をすることで、顧客の声から品揃えを強化する取り組みを続けており、前年を上回る実績を上げている。PB商品については、取扱商品の拡大、売場展開強化を行い構成比が上がってきている。
ペット専門店(株)アミーゴのセグメント営業収益は102億6000万円(前年同期119億8400万円)、セグメント利益は8億1500万円(10億2500万円)。なお、収益認識会計基準等の適用による影響として、セグメント営業収益は17億3800万円減少し、セグメント営業利益は200万円減少している。
既存店ベースで、来店客数が前年同期比で1.7%減少、客単価が前年同期比で2.2%減少したことにより、売上高は3.9%減少した。
タイムが岡山県にホームセンターを1店舗、アミーゴが愛知県にペット専門店を1店舗開設した。ジョーカーは東京都にペット専門店を1店舗開設したが、スクラップ&ビルドにより1店舗閉店した。ホームセンターバローは1店舗閉店した。8月末時点の店舗数は285店。