アークスnews | 第2Q営業収益2812億円・経常利益10.8%減
(株)アークス(北海道札幌市、横山清社長)が2023年2月期第2四半期の決算を発表した。
売上高2812億4900万円、営業利益74億0900万円、経常利益82億4900万円(前年同期比10.8%減)、四半期純利益55億1900万円(7.9%減)。
期首から「収益認識に関する会計基準」を適用しており、比較対象となる会計処理方法が異なるため、売上高および営業利益の対前年同四半期増減率は記載していない。
営業利益率2.6%、経常利益率2.9%。
アークスでは「地域のライフライン企業」を掲げ、価値ある商品・サービスを低価格で提供し、顧客の生活防衛意識の高まりへの対応を最優先課題とし事業活動を推進している。
具体的には、プライベートブランド商品と位置付けている「CGC商品」の販売強化や、商品棚割の構成見直しなどを推進したほか、新日本スーパーマーケット同盟で共同販促や商品開発等に取り組み、物価高騰対策や他社との差別化を図っている。
また、新基幹システムの利活用を推進し、グループ全体で在庫水準の適正化や値引・廃棄ロスの管理を強化することで、さらなるコスト削減にも取り組んでいる。
(株)ラルズが運営する「アークス オンラインショップ」では、配送地域の拡大や、ご当地グルメや銘店のこだわり商品などの取り扱いを拡充したほか、介護施設や幼稚園・保育所等の法人取引の拡大に取り組み、会員数および受注件数を順調に伸ばした。(株)ラルズにおける実績を踏まえ、今後はグループ各社での横展開を検討している。
DXの推進については、(株)ラルズ、(株)道南ラルズにおいてデジタルサイネージの導入を進めたほか、(株)ユニバースで電子棚札の実証実験を実施し一定の効果を得たことから、グループ内での横展開を検討している。
(株)ラルズで「ラルズマート伏古店」「スーパーアークス菊水店」、(株)ユニバースで「ユニバース上北町店」、(株)ベルジョイスで「ジョイス宮古千徳店」、(株)福原で「フクハラ大樹店」、(株)東光ストアで「東光ストア行啓通店」「TSUTAYAあいの里店」の合計7店舗を改装した。
また、(株)ベルジョイスの「ビッグハウス北上店」を「スーパーアークス北上店」へ、(株)道北アークスの「ベストプライス永山中央店」を「スーパーアークス永山中央」へ、業態変更を伴う改装を実施した。
9月に新規出店した「スーパーアークス千代台店」への移転のため「ラルズマート日乃出店」を8月に閉鎖した。
下期は改装を10店舗、新店は前述の「スーパーアークス千代台店」を含めて2店舗、閉店は2店舗を予定している。