アルペンnews|第2Q売上高1203億円6.5%増・経常利益32.4%減

(株)アルペン(名古屋市中区、水野敦之社長)が2023年6月期第2四半期の決算を発表した。

2022年7月1日~12月31日の業績は、売上高1202億5800万円(前年同期比6.5%増)、営業利益39億7100万円(32.9%減)、経常利益46億3600万円(32.4%減)、四半期純利益31億2300万円(27.9%減)の増収減益だった。

営業利益率は3.3%、経常利益率は3.9%。

同社グループは、ECサイトのサービス拡充や、店舗との連携強化など、デジタル領域の強化を優先的に進めている。また、実店舗においても、社会活動正常化の動きに合わせた品揃えの見直しや、売場改装、スタッフの専門性を高める教育などの取り組みを進め、売上高の向上に努めた。

ゴルフ用品では、既存店売上高が前年実績を上回った。この秋に発売されたクラブの新製品の販売が順調であったほか、取り扱いを強化しているアパレルや小物関連についても好調な動きが継続した。

競技・一般スポーツ用品、スポーツライフスタイル用品では、既存店売上高も前年実績を上回る結果となった。コロナ感染者数の拡大した時期には回復傾向に足踏みが見られたが、サッカー用品がワールドカップ開催によって活発な動きとなったほか、ランニング用品が好調に推移した。スポーツライフスタイル用品については、気温の高い時期があったことで秋冬物アパレルの動き出しが鈍かったものの、カジュアルシューズや小物類が順調に推移した。

アウトドア用品の既存店売上高は前年実績を若干上回る結果となった。キャンプ市場については、需給バランスの崩れた難しい販売状況が続いているが、アウトドアアパレルやバッグは好調に推移した。ウインター用品の既存店売上高は前年実績を上回った。12月中に一定の降雪がありスキー・スノーボード需要が高まったうえ、商品構成や展開店舗の見直しを行ったことが奏功した。

スポーツフォーマットを1店舗、ゴルフフォーマットを1店舗、その他1店舗を閉鎖した結果、12月末時点の店舗数はスポーツフォーマット183店、ゴルフフォーマット195店、アウトドアフォーマット20店、その他2店の400店。売場面積は843坪減少し25万3045坪となった。

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