ZOZOnews|年商1834億円10.4%増・経常利益14.2%増

(株)ZOZO(千葉県千葉市、澤田宏太郎社長兼CEO)が2023年3月期の本決算を発表した。

2022年4月1日~2023年3月31日の業績は、売上高1834億2300万円(前年比10.4%増)、営業利益564億2100万円(13.6%増)、経常利益567億1600万円(14.2%増)、純利益395億2600万円(14.6%増)と大幅な増収増益だ。

営業利益率は30.1%、経常利益率は30.9%と極めて高い。

同社は、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念のもと、日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」の運営、ファッションメディア「WEAR」の運営を中心に事業活動を行っている。

当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染拡大の落ち着きに伴う外出機会の増加や洋服に対する需要の増加により、アパレル業界が活気づいた市況となった。この状況下で同社グループは、ZOZOTOWNにおいてはユニークユーザー数拡大およびコンバージョンレート(ユニークユーザーの購買率)向上を目指し、ユーザーとブランド双方にとって魅力的なサイト作りに一層注力した。また、カテゴリー強化の取り組みとしては、コスメカテゴリー強化を図る「ZOZOCOSME」に注力した。

商品取扱高は5443億1700万円(7.0%増)、その他商品取扱高を除いた商品取扱高は5011億0800万円(8.4%増)となった。売上総利益は1713億4100万円(9.7%増)で、粗利率は34.2%となり、前年同期と比較して0.4ポイント上昇した。

売上高は、買取・製造販売とUSED販売、広告事業の成長、商品取扱高に対する売上高比率が低いBtoB事業の商品取扱高における構成比が減少したこと、ならびに広告事業における売上高の成長率が商品取扱高の成長率よりも高い水準であったことが主な要因となり、前年同期比で商品取扱高の成長率を上回る伸び率となった。

粗利率上昇の主な要因は、売上高について記載の通り、買取・製造販売とUSED販売、BtoB事業の商品取扱高が商品取扱高における構成比が減少したため。

販売費および一般管理費は1149億2000万円(7.9%増)、商品取扱高(その他商品取扱高を除く)に対する割合は22.9%と前年同期と比較して0.1ポイント低下した。

TVCM・WEB広告等の投下量増加に伴い広告宣伝費(対商品取扱高)が0.4ポイント上昇した。システムリプレイスやサービス強化に伴うクラウドサーバ利用量増加に伴う通信費などに伴い、その他費用が0.2ポイント上昇した。

しかし、物流拠点内の作業効率向上等により、人件費のうち物流関連費(対商品取扱高)が0.3ポイント低下した。出荷単価が前期実績を上回ったことや商品配送時の梱包資材のサイズ適正化により、荷造運賃(対商品取扱高)が0.3ポイント低下したことが販管費改善に貢献した。

ZOZOTOWN事業の売上高は1360億7500万円(10.7%増)。
ZOZOTOWN事業は、「買取・製造販売」「受託販売」「USED販売」の3つの事業形態で構成される。2022年5月・9月・11月にセールイベント「ZOZOWEEK」を実施し、夏・冬の本セール開始期間、2023年3月のCOSMEアイテム販売開始2周年企画の期間にはTVCMを放送して集客を強化するなど、ZOZOTOWNにおける販売力の最大化に取り組んだ。

加えて、引き続き多様化するユーザーニーズに対応できるよう、積極的に幅広いジャンルの新規ブランドの出店も進めた。主な新規出店ショップは日本再上陸・アメリカ発のファストファッションを展開する「FOREVER21」、大手カタログ通販会社である(株)ニッセンが展開する「nissen」、シンプルとコラーゲンを追求したスキンケアブランド「PERFECTONE」。

Yahoo!ショッピング事業の売上高は146億5200万円(14.7%増)。

BtoB事業の売上高は25億8700万円(47.7%減)。
BtoB事業では、ブランドの自社ECサイトの構築や運営・物流業務を受託している。2023年3月末時点で、受託サイト数は36サイト。

広告事業の売上高は77億7000万円(23.3%増)。
広告事業は、ZOZOTOWNとWEARのユーザーリーチ基盤を活用し、主に取引先ブランド各社に広告枠を提供し、広告収入を得る事業形態。WEARについては、引き続きユーザーの拡大およびコンテンツの拡充に注力している。

来期は、売上高2007億円(9.4%増)、営業利益600億円(6.3%増)、経常利益600億円(5.8%増)、当期利益420億円(6.3%増)を見込む。

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