綿半news|年商1343億円17.3%増・経常利益4.1%増
綿半ホールディングス(株)(長野県飯田市、野原勇社長)が2023年3月期の本決算を発表した。売上高が1342億円9900万円(前期比17.3%増)、営業利益24億0200万円(0.1%増)、経常利益30億5700万円(4.1%増)、純利益は16億5300万円(25.0%減)となった。
同社は小売事業と建設事業、貿易事業などを展開しているため、ホールディングス全体での収益状況は建設事業などの影響を受けている。
営業利益率は1.8%、経常利益率は2.3%。
小売事業の売上高は、776億1100万円(前期比1.4%増)となった。一方、セグメント利益は、新規出店コストの発生や電力料値上げ等の影響により、7億6200万円(58.0%減)となった。
小売事業では、スーパーセンター、ホームセンター、食品スーパー、ドラッグストア、インターネット通販等多種多様な業態を関東甲信・東海地方に53店舗展開しており、「新規出店・店舗改装・新業態の開発を継続して推進」「流通網の拡大」を重点施策としている。
「新規出店・店舗改装・新業態の開発を継続して推進」の取組みとして、綿半スーパーセンター上田店・権堂店を新規出店したほか、大型店舗に順次医薬品コーナーを導入し、新たなスーパーセンター業態の構築を推進している。
「流通網の拡大」では、鮮魚の直接仕入先を日本各地の漁港に広げたほか、青果においても、契約農家の拡大を進めるとともに、産地から顧客に届けるまで低温を維持し続けるコールドチェーンを構築した。また、綿半ファームで育てた良質な豚を各店舗へ流通させるなど、生鮮商品の鮮度向上に取組んでいる。加えて物価上昇が続くなか、低価格・高品質で環境にやさしいオリジナル商品の開発を加速している。