ライフnews|第1Q営業収益1959億円5.4%増・経常利益14.7%増
(株)ライフコーポレーション(東京本社:東京都台東区、大阪本社:大阪市淀川区、岩崎高治社長)が2024年2月期第1四半期決算を発表した。
新規出店やネットスーパーの拡大、プライベートブランド商品「BIO-RAL(ビオラル)」の強化、おいしさを追求した商品施策などを実施した結果、営業収益が1958億6400万円(前年同期比5.4%増)となった。
一方、販管費は、水道光熱費の高騰、新規出店に伴う賃借料等の各種物件費の増加に加え、採用強化等に伴う人件費も増加した。しかし、全体的にコストの抑制に取り組んだ結果、営業利益は63億4700万円(15.0%増)、経常利益は65億5900万円(14.7%増)、純利益は44億1800万円(11.0%増)となった。
営業利益率は3.2%、経常利益率は3.3%。
同社グループは、「第六次中期経営計画」での反省と外部環境の変化を踏まえ、今年度から「第七次中期経営計画」に取り組んでいる。この計画では、「人への投資」、「同質化競争からの脱却」、「持続可能で豊かな社会の実現への貢献」の3つを主要テーマとしている。
人手不足のなかでも計画を達成するため、生産性向上とコストの最適化に取り組んでおり、全従業員自ら「カイゼン」活動に参加している。
また、3月には宝塚中山寺店(兵庫県)と、ビオラルパルコヤ上野店(東京都)を、4月には川崎塚越店(神奈川県)と、300店舗目となるセントラルスクエアららぽーと門真店(大阪府)を出店した。
既存店舗では、大泉学園駅前店(東京都)を大幅に改装し、売場面積を約1.8倍に拡大し「BIO-RAL」商品や冷凍食品等の品揃えを充実させた。
小売事業の営業収益は1958億0700万円(5.4%増)、売上高は1889億8100万円(5.4%増)、セグメント利益は64億5200万円(14.1%増)。
部門別では、生鮮食品部門824億4100万円(4.7%増)、一般食品部門846億3000万円(6.6%増)、生活関連用品部門162億3100万円(4.5%増)、衣料品部門56億7700万円(1.6%増)となった。
(株)ライフフィナンシャルサービスの営業収益は6億7900万円(9.4%増)、セグメント利益は1億0600万円(66.8%増)となった。