アレンザnews|第1Q営業収益385億円・経常利益26%減/既存店苦戦もEC好調

アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)の2024年2月期の第1四半期連結業績は営業収益が384億6800万円(前年同期比0.0%減)、営業利益は14億6000万円(29.7%減)、経常利益は16億1300万円(26.2%減)、四半期純利益は10億4800万円(7.1%減)の減収減益だ。

営業利益率は3.8%、経常利益率は4.2%。

ホームセンター1店舗、ペット専門店3店舗の計4店舗を新設し、一方でホームセンター1店舗、オフィス用品専門店1店舗を閉店している。5月末のグループ争総店舗数は292店舗。

事業会社別にみると、ダイユーエイトのセグメント営業収益は117億7500万円(前年同期比3.4%減)、セグメント利益(営業利益)が3億8900万円(48.4%減)。ホームセンター事業は、既存店ベースで客数が前年同期比で6.8%減少し、客単価が前年同期比で2.6%増加したことにより、既存店売上高は4.3%の減少だった。2022年3月に発生した福島県沖地震による補修資材、工具などの特需の反動減の影響が大きい。また資源価格の高騰や国内物価の上昇の影響で、水道光熱費が増加。さらにキャッシュレス決済手数料、ECサイト販売手数料等のコスト負担増加の影響で販管費コストが増加した。

タイムのセグメント営業収益は43億3400万円(前年同期比0.3%減)、セグメント利益(営業利益)は7200万円(26.8%減)。既存店ベースで、客数が前年同期比で7.4%の減少、客単価が前年同期比で3.5%増加したことで、既存店売上高は4.2%減少。ペット関連用品、食品、酒類などの売上げが好調だった。一方で天候不順から主力部門である植物、園芸用品、農業資材関連の売上げが低迷した。

ホームセンターバローにおけるセグメント営業収益は149億8600万円(前年同期比1.3%増)、セグメント利益(営業利益)は6億9800万円(13.8%減)。既存店ベースで、客数が前年同期比で6.2%減少、客単価が前年同期比で5.0%増加したことにより、既存店売上高は1.5%の減少にとどまった。3月の期初から資材関連商品は「価格凍結宣言」として、木材・金物など消耗品の価格政策を打ち出した。これにより前年の売上げを上回った。EC事業の売上高は前年同期比で大きく伸長している。

ペットワールドアミーゴを運営するアミーゴにおけるセグメント営業収益は52億1100万円(前年同期比3.9%増)、セグメント利益(営業利益)は2億1800万円(前年同期比39.1%減)。既存店ベースで、客数が前年同期比で5.9%減少、客単価が前年同期比で4.5%増加したことで、既存店売上高は1.7%減少。

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