イオン九州news | 第1Q営業収益1234億円・経常利益21億4900万円

イオン九州㈱(福岡県福岡市、柴田祐司社長)は2024年2月期第1四半期決算を発表した。

営業収益1233億9700万円、営業利益19億4200万円、経常利益21億4900万円、四半期純利益17億5300万円だった。

同社は当第1四半期から、イオンウエルシア九州㈱を連結の範囲に含めた、連結決算に移行したため、対前年増減率を記載していない。なお、単体における当第1四半期累計期間の業績は、いずれも過去最高を更新している。

営業利益率1.6%、経常利益率1.7%。

同社は「九州でNo,1の信頼される企業」を目指し、中期経営計画に掲げた「食の強化」「非食品分野の専門化」「デジタルトランスフォーメーション(DX)推進」「環境・地域社会への貢献」に取り組んでいる。

今後の成長に向けた取り組みは次の通り。

新規出店として、「イオンなかま店(福岡県中間市)」、「マックスバリュエクスプレス室見店(福岡県福岡市早良区)」、「マックスバリュ城野駅前店(福岡県北九州市小倉南区)」の3店舗を開店した。

また、イオンウエルシア九州の第1号店となる「ウエルシアプラス大野城若草店(福岡県大野城市)」もオープンした。「ウエルシアプラス」は、調剤併設型ドラッグストアとスーパーマーケットを融合し、地域の健康ステーションを目指した新しいスタイルの店舗で、今後も出店の加速を予定している。

さらに、地域の困りごと解消や地域コミュニティの場づくりを支援するため、「イオンの移動販売」を大分県由布市と福岡県中間市で開始した。このサービスでは、大型の商品やまとめ買いの要望にも対応するために、「イオンネットスーパー」との連携も行っている。

イオンネットスーパーでは、顧客の生活スタイルに合わせた買い物をサポートするために、JR筑前前原駅とJR九大学研都市駅に「受け取り専用ロッカー」を設置し、利便性の向上に努めている。

6月からは、「イオン九州アプリ」のクーポン配信機能を、イオングループの公式トータルアプリ「iAEON」に移行した。これにより、「決済」「ポイント」「クーポン」「お得な情報」が一つのアプリで完結できるようになった。

収益力向上の取り組みは次の通り。

店舗面では、店舗の魅力度向上に取り組み、総合スーパー(GMS)1店舗、スーパーマーケット(SM)2店舗を活性化した。このうち、「イオン小郡ショッピングセンター(福岡県小郡市)」では、地域最大級の冷凍食品の品揃え強化や、こだわりの珈琲豆や輸入食品を品揃えした「カフェランテ」などの専門店を導入した。

商品面では、外出需要の高まりに対応するべく、トラベル関連商品や化粧品、ウェルネスフーズ、惣菜や冷凍食品等の品揃えを拡充した。「大九州マルシェ」の開催など、地産地消の取り組みを推進した。

生活応援施策として「本気の価格」を「しあわせプラス」としてスケールアップし、食品や日用品などの価格維持に努めた。

経費面では、セルフレジや電子棚札の導入店舗を拡大し、販促施策のデジタルシフトに取り組み、店舗オペレーションの効率改善と生産性の向上に努めた。

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