近鉄百貨店news|第1Q売上高266億円7.9%増・経常利益1.4億円/黒字転換

(株)近鉄百貨店(大阪市阿倍野区、秋田拓士社長)が2024年2月期第1四半期の決算を発表した。

2023年3月1日~2023年5月31日の業績は、売上高265億6200万円(前年同期比7.9%増)、営業利益2億4000万円(前年同期は営業損失2億1900万円)、経常利益1億3800万円(前年同期は経常損失1億6700万円)となった。これに店舗改装に伴う除却損等を特別損失に計上し、法人税等を差引した結果、四半期純利益は1億7900万円(前年同期比377.2%増)となった。

営業利益率0.9%、経常利益率0.5%。

百貨店業の売上高は216億1600万円(前年同期比7.7%増)、営業利益1億2500万円(前年同期は営業損失3億6100万円)。

あべのハルカス近鉄本店にある日本最大級のレストラン街「あべのハルカスダイニング」14階に、同社初となる、フランチャイズ契約による本格的なレストラン事業「ベビーフェイス スカイテラス あべのハルカス店」を4月12日にオープンした。今回のオープンによりフランチャイズ事業は20業種となった。また、4月27日には「美sion Terrace」をオープンした。美容や健康に対する意識が高い「オトナ女子」をターゲットに「悩みに寄り添い理想的な自分への未来投資」「日常生活をアップデート」といった付加価値を提案している。このほか、橿原店で「近鉄百貨店」×「ハンズ」のコラボショップ「プラグス マーケット(Plugs Market)」開業に合わせて、「全館まるごと奈良フェア」を開催したほか、上本町店でも「プラグス マーケット(Plugs Market)」をオープンし全館で「ええやん!大阪再発見フェア」を開催するなど、新たな価値を提案する施策を展開している。

卸・小売業の売上高は32億0200万円(1.6%増)、営業利益2800万円(64.2%減)。
(株)ジャパンフーズクリエイトでサーモンなど水産物の価格上昇によって減益となった。

内装業の売上高は9億2600万円(74.5%増)、営業利益2億4000万円(192.2%増)。

不動産業の売上高は7300万円(7.9%増)、営業利益5400万円(15.7%増)。

その他事業の売上高は7億4200万円(6.2%減)、営業損失3100万円(前年同期は営業損失2100万円)。

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