ヤマザワnews|第1Q営業収益245億円1.5%減・経常9700万円/減収減益

(株)ヤマザワ(山形市あこや町、古山利昭社長)が2024年2月期第1四半期の決算を発表した。売上高が245億2100万円(対前年増減率1.5%減)、営業利益7800万円(74.9%減)、経常利益9700万円(71.1%減)、四半期純利益6億7600万円(271.5%増)。減収減益となった。

スーパーマーケット事業の売上高は213億5900万円。第3次中期経営計画の重点課題である顧客の創造、新たな生産性の獲得、収益構造改革の諸施策に取組んだ。顧客の創造については、顧客の来店動機や購買動機を高めるために、自社の独自性を追求する「ヤマザワブランドづくり」に注力した。美味しさ、

地元(産地)、健康、便利(環境)の4つをコンセプトとし、商品そのものの品質の追求と、付加価値を生む売り方の訴求を行った。具体的には「健康」をテーマにした、塩分控えめ、だしの旨みに着目した「だしが旨い」シリーズの商品開発や、野菜摂取を促進する商品・売場づくりに取り組んだ。

節約志向への取組みでは、加工食品や日用品を中心としたスペシャルプライス商品などの販売企画や、ニチリウグループ(日本流通産業)のプライベートブランド「くらしモア」の商品、連結子会社のサンコー食品によるオリジナルの惣菜及び日配商品の拡販を積極的に行った。

また、店舗への来店が困難な顧客の利便性向上を目的とし、移動スーパー「とくし丸」事業を展開した。山形県内では11台、秋田県内は9台稼動している。

店舗面では今年4月に「川西メディカルタウン店」(山形県東置賜郡川西町)を新規開店した。山形県内43店舗、宮城県内19店舗、秋田県内8店舗の計70店舗となった。ドラッグストア事業では、デジタルの推進と販売力の強化に取り組むとともに、働きやすい職場環境の実現を推進した。この結果、ドラッグストア事業の売上高は31億6100万円となった。

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