フジnews|第2Q営業収益3988億円3.3%増・経常利益15.3%増

(株)フジ(愛媛県松山市、尾﨑英雄社長)が2024年2月期の第2四半期決算を発表した。

営業収益3988億4300万円(前年同期比3.3%増)、営業利益60億5300万円(18.5%増)、経常利益69億6300万円(15.3%増)、四半期純利益40億5300万円(31.8%減)となった。

営業利益率は1.5%、経常利益率は1.7%。

(株)フジ・リテイリングの部門別売上高前年同期比は、食料品が4.8%増、衣料品が3.2%増、住居関連品が1.7%減、移動スーパー事業が33.4%増、テナント事業が8.8%増となった。

食料品の競争力を維持・向上するため、価格訴求を推進することに加え、地元の素材、味付け、メニュー提案など、店頭での独自化や差別化に取り組んでいる。6月には、9月からのイオングループPB「トップバリュ」本格導入に先駆けて、発泡酒「バーリアルグラン」の発売を開始した。

移動スーパーは、6月にフジ南岩国店(山口県岩国市)、7月にフジグラン野市(高知県香南市)、8月にフジグラン石井(徳島県名西郡石井町)でサービスを開始。6県46店舗を拠点に、81台の専用車両を運航している。

マックスバリュ西日本(株)の部門別売上高前年同期比は、食料品が2.6%増、衣料品が3.3%減、住居関連品が2.2%増だった。

商品面では、光熱費や食品素材の値上がりで簡便ニーズが高まり、惣菜や冷凍食品などの調理済み食品の販売が好調に推移した。地域の特色を活かした商品開発では、地元素材を使用した弁当や加工品などの開発に取り組み、バイヤー厳選の「バイヤー三ツ星」商品として全店に展開している。また販売点数アップのため、トップバリュ商品の販売強化、火曜市の深耕、夕刻以降の出来立て商品の拡充にも取り組んでいる。

新規出店は6月にマルナカ多度津店(香川県仲多度郡多度津町)をオープンした。また既存店活性化として、6月にマルナカ益野店(岡山市東区)、マックスバリュ可部西店(広島市安佐北区)、マックスバリュ佐伯店(広島県廿日市市)、マルナカ児島店(岡山県倉敷市)、7月にマルナカ玉津店(神戸市西区)、マックスバリュ恩田店(山口県宇部市)、マルナカ高知一宮店(高知県高知市)を改装した。

移動スーパーは、6月にマックスバリュ養父店(兵庫県養父市)、8月にマルナカ白鳥店(香川県東かがわ市)でサービスを開始したことで、9県27店舗を拠点に37台の専用車両での展開となった。

 

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