AOKI news|第2Q売上高7.2%増・経常利益111.6%増/季節商品が寄与
(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、田村春生社長)が2024年3月期第2四半期の決算を発表した。
4月1日~9月30日の連結業績は、売上高810億5500万円(前年同期7.2%増)、営業利益37億9800万円(87.9%増)、経常利益35億5700万円(111.6%増)、四半期純利益20億6300万円(243.6%増)の増収増益だった。
営業利益率は4.7%、経常利益率は4.4%。
ファッション事業の売上高は376億4300万円(4.0%増)、営業利益は4億3700万円(100.7%増)と増収増益となった。猛暑によりサマーフォーマルやクールビズ関連商品が好調に推移した。
商品面では、好評のパジャマスーツシリーズからリラックス感が高くトレンドを意識した「パジャマスーツリラックス」を新たに展開するとともに、ジャケットのインナーとしても最適な「スーツ屋の仕立てたTシャツ」など、ビジネススタイルの変化に合わせた品揃えを拡充した。レディースでは、働く女性に向けた夏のセットアップの提案、しわやたるみの原因となる近赤外線をカットする「キンセキカットTシャツ」など、快適に過ごせる商品を展開した。
店舗面では、AOKIで3店舗を新規出店した。一方でAOKIで2店舗、ORIHICAで3店舗を閉鎖した。9月末の店舗数は594店(前期末596店)。
アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高43億4800万円(3.3%増)、営業損失は4億3400万円(前年同期は営業損失2900万円)となった。アニヴェルセル表参道の休館やリニューアル費用が発生したが、既存店の施行組数は堅調に推移した。
WEBやSNSを活用した効率の良い集客施策を継続して実施するとともに、開業25周年を迎えるアニヴェルセル表参道は、「TOKI MAKE(トキメイク)~大切な人との時をつくる記念日の館~」をコンセプトに、記念日にまつわるトキ・コト・モノ・サービスを提供する施設として9月8日にリニューアルオープンした。
エンターテイメント事業の売上高は382億7700万円(10.8%増)、営業利益は37億3500万円(102.3%増)と増収増益だった。
複合カフェの快活CLUBでは、鍵付完全個室店舗の拡大や内外装のリフレッシュ改装など、顧客のニーズに合わせた店舗環境の整備・改善を進めた。また、東京商工会議所が主催する検定試験との連携や日経OFFICE PASSへの加盟など、ビジネスや学習用途でのサービスを提供した。さらに、有名飲食チェーン店やメーカーとの季節限定タイアップメニューを提供した。カラオケのコート・ダジュールでは、朝カラパックや夜得キャンペーンなどのいつでもお得に利用できるプランを導入するとともに、季節メニューとして冷製パスタやかき氷など、飲食メニューの充実を図った。24時間営業のセルフ型フィットネスジムのFiT24は、新規出店とインドアゴルフの導入を継続した。
店舗面では、快活CLUBで3店舗、FiT24で6店舗を新規出店した一方、快活CLUBで5店舗、コート・ダジュールで6店舗を閉鎖した。ランシステムの複合カフェ自遊空間他97店舗(内フランチャイズ54店舗)を含め、9月末の店舗数は799店(前期末810店)。
不動産賃貸事業の売上高は27億2400万円(前15.3%増)、営業利益は4億6100万円(13.1%増)と増収増益となった。同社グループ内店舗の遊休スペース等の賃貸を推し進めたことが寄与した。