いなげやnews|第2Q営業収益1292億円4.9%増・経常利益307.9%増

(株)いなげや(東京都立川市、本杉吉員社長)が2024年3月期の第2四半期決算を発表した。

上半期の営業収益は1291億9900万円(前年同期比4.9%増)、営業利益は12億9200万円(460.5%増)、経常利益は14億0000万円(307.9%増)、そして四半期純利益は7億8600万円(638.5%増)。利益面の大きな回復が見られた。

営業利益率は1.0%、経常利益率は1.1%だった。

スーパーマーケット事業のセグメント別売上高(外部顧客)は1005億1500万円(4.9%増)、セグメント利益は7億5500万円(前年同期は2億3800万円のセグメント損失)となった。既存店売上高は5.1%増加した。

顧客の来店頻度を高めることをテーマとして施策を推進し、商品面では、グロッサリーの値上げへの対応として、カテゴリー割引を定期的に実施した。販売促進としては、来店動機となるコモディティの主力商品の曜日セールの実施、ポイント施策の強化、デジタルコンテンツを活用した顧客との接点の拡大を図った。

ネットスーパーは、5月に新宿小滝橋店(東京都新宿区)でサービス開始したことにより6店舗での展開となった。ラストワンマイルへの対応として、クイックコマースへの取り組みを行う。

移動スーパー「とくし丸」はエリアの拡大を行い、4月に毛呂店(埼玉県入間郡毛呂山町)で運行を開始した。現在稼働しているのは23台で、配車台数を増やしている。

店舗面では、ina21町田成瀬台店(東京都町田市)、立川幸店(東京都立川市)など10店舗の改装を実施した。スーパーマーケットの期末店舗数は前期と変わらず133店舗。

ドラッグストア事業のセグメント別売上高(外部顧客)は230億3500万円(5.9%増)、セグメント利益は4億0300万円(35.6%増)だった。既存店売上高は前期比4.7%増。

(株)ウェルパークでは、自動発注の精度向上やそのデータをもとに売れ筋商品の発掘、またグループ内でのPB商品の販売拡大や共同仕入れ
などのグループシナジー効果によって収益力が向上した。

店舗面では既存店の活性化のため、西東京富士町店(東京都西東京市)など14店舗を改装した。また、契約期間満了によって新座片山店(埼玉県新座市)を閉店した。ドラッグストアの期間店舗数は、142店舗。

小売支援事業のセグメント別売上高(外部顧客)は2億1100万円(37.3%減)、セグメント利益は1億2000万円(24.5%減)だった。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧