アインnews|第2Q売上高1937億円13.2%増・経常利益28.2%増
(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)が2024年4月期の第2四半期決算を発表した。
5月1日~2023年10月31日の業績は、売上高1937億2700万円(前年同期比13.2%増)、営業利益87億4900万円(28.9%増)、経常利益93億3800万円(28.2%増)、四半期純利益52億5700万円(38.2%増)で、増収増益となった。
営業利益率は4.5%、経常利益率は4.8%。
ファーマシー事業の売上高は1732億3400万円(13.0%増)、セグメント124億9200万円(16.0%増)。新型コロナウイルス感染症治療薬を含めた高額医薬品処方への対応が増加傾向にあることで処方箋単価が上昇するとともに、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類感染症へ移行したことによって外来受診抑制が緩和したことと、インフルエンザの早期流行が影響したことで処方箋枚数は増加した。
また、患者の利便性向上のためのDX推進にも積極的に取り組んでいる。2022年から提供しているアイン薬局公式アプリに加え、10月にはアイン薬局のLINE公式アカウントを開設し、処方箋送信サービスをより手軽に利用してもらえるようになった。
10月末時点の出店状況は、M&Aを含め、グループ全体で合計15店舗を出店、5店舗を閉店、1店舗を事業譲渡したことで、グループ薬局総数は1217店舗となった。
リテールのコスメ&ドラッグストア事業の売上高は148億3200万円(21.5%増)、セグメント利益は13億1800万円(277.3%増)。
コスメ&ドラッグストア事業においては、国内外の人流の回復により客数が堅調に推移するとともに、顧客の購買傾向が感染症対策商品からコスメ関連商品へと変化していることで単価が上昇した。また、販売費及び一般管理費の低減により利益率が向上した。10月末時点の出店状況は、2店舗を出店し、2店舗を閉店したことで、コスメ&ドラッグストア総数は78店舗となった。
その他の事業は売上高56億8500万円(1.7%減)、セグメント損失は4900万円(前年同期は1800万円の損失)となった。