エンチョーnews|第3Q売上高265億円5.2%減・経常利益41%増
(株)エンチョー(静岡県富士市、遠藤秀男社長)の2024年3月期3四半期の売上高は264億9600万円(前年同期比94.8%)だ。営業利益2億1600万円(64.6%)、経常利益9000万円(41.1%)、四半期純利益3600万円(216.0%)。第二四半期の赤字から黒字転換した。
営業利益率は0.8%、経常利益率は0.3%。
ホームセンター事業は、引き続きペット用品が好調に推移した。しかし外出の増加や節約志向による買い控え、また残暑、暖冬により季節品の販売が低調となり、厳しい状況で推移した。専門店事業では、ハードウェアショップは住設資材、塗料、建築金物等を中心として好調に推移。アウトドアショップはアウトドアブームが落ち着きを見せてキャンプ用品の売上げが減少して苦戦した。
中期経営計画スローガンとして「3つの進化(伸化、深化、新化)で企業価値を高める」を掲げ、地域に根ざした品揃えの最適化や専門店事業推進による「収益力向上」、事業間連携体制の強化や買物環境の向上による「集客力強化」、電子化やWEB化によって業務効率化や労働環境の改善を図る「働き方改革」の取り組みを進めている。
2023年11月、静岡県浜松市中央区にアウトドアショップ「SWEN浜松入野店」をオープンしている。既存店の大型ホームセンター「ホームアシスト」の品揃え強化を目的とした全面改装や、収益力の向上を目的としたアウトドアショップ「SWEN一宮店」の全面改装を実施した。
12月末の店舗数はホームセンター23店、ハードストック11店、ダイソー2店、ズースクエア3店、casa2店、SWEN17店の計58店舗。