青山商事news|第3Q売上高1312億円5.2%増・経常利益172.6%

青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)が2024年3月期第3四半期の決算を発表した。

2023年4月1日~2023年12月31日の業績は、売上高1312億2700万円(前年同期比5.2%増)、営業利益43億9200万円(752.6%増)、経常利益47億2500万円(172.6%増)、四半期純利益25億4800万円(前年同期は四半期純損失11億8500万円)と増収増益だった。

営業利益率は3.3%、経常利益率は3.6%。

中核部門であるビジネスウェア事業は、売上高863億0200万円(前年同期比6.4%増)、セグメント利益10億3500万円(前年同期はセグメント損失24億2500万円)。ビジネスウェア事業を行っているのは、青山商事に加えてグループ企業であるブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、青山洋服商業(上海)有限公司、メルボメンズウェアー(株)である。

オーダースーツブランド「Quality Order SHITATE」を洋服の青山全店に導入し、多くの顧客にサービスを提供できる環境が整ったことなどから、オーダースーツが好調に推移した。また、仕入原価の高騰を踏まえた価格の見直しや、冠婚葬祭需要の回復が見られたことなどから、当第3四半期までのビジネスウェア事業既存店売上高は前年同期比107.2%となった。

第3四半期までのメンズスーツの販売着数は前年同期比96.5%の71万1000着、平均販売単価は前年同期比111.5%の3万2284円となった。期末店舗数は国内が746店舗、海外(上海)が8店舗、メルボメンズウェアー(株)の「麻布テーラー」が27店舗。

カード事業は、売上高36億9900万円(0.5%減)、セグメント利益16億6900万円(2.1%減)。ショッピング利用は増加したものの、キャッシング利息などが減少した。2023年11月末時点の「AOYAMAカード」の有効会員数は391万人。

印刷・メディア事業は、売上高82億4500万円(前年同期比0.3%増)、セグメント利益3800万円(64.6%減)。印刷・DMの売上げが堅調に推移した一方、前年同期にあったデバイス端末関連売上げの反動があった。

雑貨販売事業は、売上高114億2400万円(前年同期比3.7%減)、セグメント利益2億1500万円(4.7%増)。不採算店舗の閉店を行い、加えて経費の効率的な使用に努めた。2023年11月末時点の店舗数は103店舗。

総合リペアサービス事業は、売上高99億6300万円(前年同期比6.4%増)、セグメント利益2億3000万円(11.9%減)。海外事業において、積極的に出店を行った一方、人件費が増加した。2023年11月末時点の店舗数(ミスターミニット)は国内が256店、オセアニアが334店、その他34店で624店。

フランチャイジー事業は、売上高110億8200万円(14.8%増)、セグメント利益8億4500万円(22.8%増)。主にフードサービス事業で、「焼肉きんぐ」が好調に推移した。2023年11月末時点の店舗数は「焼肉きんぐ」が40店、「ゆず庵」が13店、「セカンドストリート」が18店、「エニタイムフィットネス」が8店。

不動産事業は、売上高23億0900万円(0.4%減)、セグメント利益4億1300万円(334.9%増)。

その他事業は、売上高11億9000万円(7.7%減)、セグメント損失1億1600万円(前年同期はセグメント損失2億円)。2023年12月末時点の「ダブルティー」の店舗数は6店。

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