やまやnews|第1Q売上高1237億円5.5%増・経常53億円108.8%増
(株)やまや(宮城県仙台市、山内英靖社長)が2024年3月期の第3四半期決算を発表した。売上高1237億9200万円(前年同期比5.5%増)、営業利益52億3700万円(113.9%増)、経常利益53億3200万円(108.8%増)、四半期純利益30億3600万円(70.6%増)。
事業別にみると、酒販事業の売上高は1025億0100万円(1.4%増)、営業利益は37億9100万円(1.7%増)。今期は各地でイベントや祭りが再開され、人流回復が進んだことにより、料飲店需要が回復した。
また、インバウンド需要は東京や大阪など都心部に加え、地方でも高まったことで売上高は堅調に推移した。ハロウィンやクリスマスなどのイベントも復活し、年末も帰省客が多かったことから、手土産需要やギフト需要が増加した。また、御用納めや忘年会など会社行事も再開となり、酒需要の増加となった。
自治体独自で実施されたキャッシュレス決済キャンペーンでは、一部の店舗で来店数増加につながった。店舗状況では、三沢松園店(青森県)、馬見ケ崎店(山形県)、小山城南店(栃木県)の3店を開店し、門戸厄神店(兵庫県)を閉店した。2023年12月末における酒販事業の店舗数は、353店舗(前年同期比3店増)となった。
外食事業の売上高は215億2800万円(31.5%増)、営業利益は14億3800万円(前年同期は営業損失12億8800万円)となった。期間中、インバウンド及び国内旅行団体の集客も堅調で、年末の宴会需要も復活して、売上高は順調に推移した。
外食事業の店舗開発では、コロナ禍で控えていた新規出店を再開し、直営店3店舗、FC店3店舗を出店するとともに、店舗のブラッシュアップ(改装、業態転換、修繕等)を進めた。
2023年12月末の外食事業直営店は、340店(前年同期比23店減)、飲食FC店は、308店(同13店減)となり、飲食店の総店舗数は、648店(同36店減)となった。