サンデーnews|年商474億円/5.8億円の特別損失計上の赤字決算

(株)サンデー(青森県八戸市、川村暢朗社長)が2024年2月期の本決算を発表した。

2023年3月1日~2024年2月29日の連結業績は、売上高473億7700万円(前年比17億1700万円減)、営業利益3億7900万円(5億0400万円減)、経常利益4億5600万円(4億8500万円減)、当期純損失1億4900万円(前期は5億0800万円の純利益)。

当期純損失は、2023年度不採算店舗の減損損失等5億8300万円の特別損失を計上したことなどによる。

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を前会計期間の期首より適用しており、2023年2月期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっており、対前期増減率は記載していない。

サンデーは東北6県にホームセンター、スーパーセンター、カーショップ、ペット専門店などを展開する。
同社はスローガンである「Save Money Good Life(節約による豊かな暮らし)」を実現するため、より良い商品とサービスを提供することに努めた。

営業概況については、節約志向の高まりによる耐久消費財を中心とした生活用品の買い控えが見られた。また、春の天候不順や猛暑、暖冬・少雪といった記録的な異常気象など天候要因により季節商品の需要が低下する状況が続いたことで、客数、買上点数が低迷し、売上高が減少した。

サービス面では、同社で購入した商品を宅配するだけでなく、DIYアドバイザーの資格をもつ従業員が補修・修繕・取付まで実施するSUN急便で、東北地方の少子高齢化に伴う人口減少を背景に好評を得ており、配達・取付件数を伸ばしている。

3月に青森県青森市にペット専門店「Zoomore(ズーモア)青森店」を、6月に宮城県名取市に「Zoomore名取店」を、11月に青森県八戸市にペットやDIY用品など、専門性の高い核売場を導入した「サンデー八戸尻内店」を新規出店した。
また、7月には山形県山形市において、プロショップ「DayPRO(デープロ)」を「サンデー下条店」からフォーマット転換してオープンした。さらに、10月には「サンデー弘前石渡店」を増床し、農業資材とプロ商材を拡大するリニューアルを実施した。
次期は、売上高485億円(2.4%増)、営業利益4億円(5.4%増)、経常利益4億7000万円(2.9%増)、当期純利益2億2000万円を見込む。

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