魚力news|年商363億円7.7%増・経常利益44%増、小売事業がけん引

鮮魚専門店チェーンの(株)魚力(東京都立川市、山田雅之社長)の2024年3月期は、売上高が363億4400万円(前期比7.7%増)、営業利益15億8200万円(45.6%増)、経常利益20億3900万円(43.8%増)、純利益は13億6100万円(69.6%増)の増収増益だ。

営業利益率は4.4%、経常利益率は5.6%。

主力の小売事業の売上高は307億2100万円(前年同期比10.2%増)、営業利益は17億3100万円(50.0%増)。ネタ寿司の販売を強化した。一方で、仕入れ・物流コストの増加、賃上げによる人件費の増加に対応するため、店舗ごとの適正な人員配置、作業オペレーションの統一化、資材の絞り込みなど徹底したコスト削減に取り組んだ。

飲食事業の売上高は14億1100万円(前年同期比15.1%増)、営業損失は1200万円(前年同期は営業損失5600万円)。損失幅は縮小した。

卸売事業の売上高は41億4600万円(前年同期比9.2%減)、営業利益は1億2000万円(27.7%減)。卸売事業では、子会社の魚力商事(株)が米国での既存取引先への販売強化を、またアジアでは新規取引先の開拓にそれぞれ取り組んだ。2023年5月に設立した合弁会社のCP-Uoriki Co.,Ltd.は、10月から2024年3月までにバンコク市内を中心にタイ国内の大型ショッピングモールなどに鮮魚と寿司の小売り7店舗をオープンしている。

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