エンチョーnews|年商343億円4.8%減・経常利益47.1%減

(株)エンチョー(静岡県富士市、 遠藤秀男社長)が2024年3月期の本決算を発表した。

2023年4月1日~2024年3月31日の業績は、売上高343億2600万円(前年同期比4.8%減)、営業利益2億0500万円(14.1%減)、経常利益5300万円(47.1%減)。

また「減損損失」2億5500万円を特別損失に計上したことや、同社が保有する一部賃貸不動産物件を解体する見通しとなったことによって「建物解体費用引当金繰入額」1億4200万円を特別損失に計上したことで当期純損失4億1300万円(前年同期は当期純損失2億1600万円)となった。

営業利益率は0.6%、経常利益率は0.2%。

エンチョーは、「共に学び 共に成長する 繋がる全ての人に幸せを創造する企業」を目指し、中期経営計画スローガンとして「3つの進化(伸化、深化、新化)で企業価値を高める」を掲げ、地域に根差した品揃えの最適化や専門店事業推進による「収益力向上」、事業間連携体制の強化や買物環境の向上による「集客力強化」、電子化やWEB化によって業務効率化や労働環境の改善を図る「働き方改革」の取り組みを推し進めた。

ホームセンター事業の売上高は売上高は251億0400万円(4.1%減)。
防災用品が前年を上回ったが、木材、住設資材、電動工具などが減少した。

園芸用品関連では、花苗、果樹苗、生花などが堅調に増加したが、肥料、園芸薬品、園芸機械などが減少した。ペット用品関連は堅調に推移した。カーレジャー用品関連では、アウトドアブームが落ち着きを見せていることによってキャンプ用品が減少した。

日用品、雑貨関連では、紙製品が増加したものの、洗剤、衛生用品、清掃用品などが減少した。また、冷房用品や暖房用品などの季節品も減少した。

専門店事業の売上高は81億3900万円(0.7%減)。
ハードウェアショップは電動工具、建築金物、作業衣料等を中心として好調に推移し、売上高は増収となった。アウトドアショップは、新店の寄与があったものの、アウトドアブームが落ち着きを見せていることによって売上高は減収となった。

2023年11月、静岡県浜松市にアウトドアショップ「SWEN浜松入野店」をオープンした。また、既存店の大型ホームセンター「ホームアシスト」の品揃え強化を目的とした全面改装や、収益力の向上を目的としたアウトドアショップ「SWEN一宮店」の全面改装を実施した。

3月31日時点の店舗数は58店舗。内訳は、ホームセンター23店、ハードストック11店、ダイソー2店、ズースクエア3店、casa2店、SWEN17店。

2025年3月期は、売上高344億円(0.2%増)、営業利益3億4000万円(65.8%増)、経常利益1億7000万円(218.8%増)、当期純利益1億円を見込む。

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