ロック・フィールドnews|売上高514億円2.8%増・経常18億円14.1%増

(株)ロック・フィールド(兵庫県神戸市、古塚孝志社長)の2024年4月期連結決算は売上高513億5700万円(前年同期比2.8%増)、営業利益17億3800万円(15.8%増)、経常利益は17億8500万円(14.1%増)、純利益は12億5200万円(16.1%増)。

営業利益率は3.4%(3.0%)、経常利益率は3.5%(3.1%)。( )は前年数値。

ロック・フィールドは創業50周年を機に2022年6月に発表した「ビジョン2030:食の可能性を切り拓き、豊かな未来を共創する。SUSTAINABLE FOOD COMPANY」と、2023年4月期をスタートとする3カ年の中期経営計画の最中にある。

中期計画達成へ向け、「商品力・技術力の進化」「新たな顧客接点の拡充」「経営基盤の強化」の3つの基本戦略の取り組みを推進している。

「商品力・技術力の進化」ではサラダや料理など、商品の付加価値向上に取り組んだ。冷凍食品では、「RFFF(ルフフフ)」と「神戸コロッケ」のブランド認知度向上や利用機会の促進を行い、外販(卸)の本格化に向けたマーケティング強化に取り組んだ。

「新たな顧客接点の拡充」では2023年6月よりロック・フィールドメンバーズの「ファンポイントプログラム」に4つの会員ステージを導入し、顧客づくりと長期的な関係性構築へ向けた取り組みを行った。また、宅配届可能なクリスマス・年末年始商品の拡充やオンラインショップの利便性向上によって、予約販売を伸ばすとともに、会員数も2024年4月末時点で26万名を超えるなど、想定を上回るペースで会員数が増加した。

「経営基盤の強化」では2022年7月に刷新した人事制度の理解浸透を図るとともに、競争力の源泉として今後の会社の成長を牽引するプロフェッショナル職群に関するランク認定及び任用ルールを新たに策定した。また、ESG基盤の強化として、社内で実施した取締役会の実効性評価アンケートの結果を受けて、中長期戦略につながる議論の機会を増加させるなど、取締役会の実効性向上及びガバナンス強化に取り組んだ。

また、環境保全の観点から、2023年8月より静岡ファクトリー及び企業内保育所「風車の丘保育室」において、購入電力を再生可能エネルギーへ切り替えた。

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