クリエイトSDnews |年商4223億円10.9%増・経常利益7.5%増の増収増益

(株)クリエイトSDホールディングス(神奈川県横浜市、廣瀬泰三社長)が2024年5月期の本決算を発表した。

2023年6月1日~2024年5月31日の連結業績は、売上高4223億3000万円(前年同期比10.9%増)、営業利益202億2700万円(7.0%増)、経常利益208億8200万円(7.5%増)、四半期純利益136億9100万円(5.9%増)の増収増益となった。

営業利益率4.8%、経常利益率4.9%。

グループ中期経営計画の達成に向けて、調剤併設型ドラッグストアを中心とした既存エリアのドミナント強化を図り、「生活・予防・医療・介護」の領域において地域の総合ヘルスケアサポートを推進している。

ドラッグストア事業では、資源価格の高騰による食品を中心とした継続的な物価上昇により、消費者の節約志向と選別消費への意識が一段と高まりを見せるなか、EDLP(エブリデイ・ロープライス)施策を継続推進した。また、ワンストップ・ショートタイムショッピングの実現を目指し、調剤薬局の併設や、生鮮食品を始めとした食品の品揃え強化を推進し、小商圏における利便性と専門性の向上に引き続き取り組んだ。

マスクや抗原検査キットなどの新型コロナウイルス感染対策商材の需要が減少した一方、総合感冒薬や化粧品関連の需要回復、食品を中心とした価格訴求の強化が奏功したことにより、既存店売上高・客数は大きく伸長した。調剤部門においては、診療報酬と薬価改定による単価低下の影響があったものの、調剤併設店舗数の増加、風邪やインフルエンザの流行による急性期処方の増加、コロナ5類移行による受診控えからの回復により、処方箋応需枚数は堅調に推移した。

売上高・客数は好調に推移した一方で、荒利率については前年を下回る結果となったが、増収効果による荒利額確保と、人件費をはじめとした販管費コントロールに取り組んだ結果、増収増益となった。

ドラッグストアを43店舗新規出店し、8店舗を閉鎖した。調剤薬局は、ドラッグストアへの併設調剤薬局を47店舗、医療モール併設の調剤専門薬局を1店舗開局1店舗開局した。5月31日時点の店舗数はドラッグストア752店舗、食品スーパー2店舗、ドラッグストア複合の生鮮食品専門店4店舗、調剤専門薬局38店舗、ドラッグストアへの併設調剤薬局380店舗の合計418店。

介護事業では、有料老人ホーム、デイサービスともに接遇に力を入れ、利用者の満足度アップと稼働率の向上を図った。5月31日時点で、介護付有料老人ホーム2施設、半日型デイサービスセンター37施設を運営している。

2025年5月期の通期は、売上高4576億6000万円(8.4%ぞう)、営業利益220億円(8.8%増)、経常利益224億円(7.3%増)、当期純利益144億円(7.3%増)を見込む。

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