ローソンnews|第1Q営業収益2794億円5.8%増・税引前利益247億円2.9%増

(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)の2025年2月期第1四半期連結業績は、営業収益が2794億4100万円(前期比5.8%増)、税引前四半期利益247億4200万円(2.9%増)、四半期利益169億6700万円(5.4%増)の増収増益だ。会計基準はIFRSを採用している。

国内コンビニエンスストア事業の営業収益は1909億0100万円(前期比5.2%増)、セグメント利益は192億9200万円(3.4%減)。

店頭在庫の有無をデリバリーサービス事業者のアプリ上で確認できる自動連携機能の導入と取扱商品数の拡大などデリバリーの強化に取り組んだ。またAIを活用した次世代発注システム「AI.CO」の導入を進めている。創立50周年を迎える2025年に向けて、「マチの“ほっと”ステーション」を実現するためのプロジェクト「ハッピー・ローソン・プロジェクト!(ハピろー!)」を引き続き展開している。

「ローソン」「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」の国内の出店数は55店舗、閉店数は90店舗で、5月末の国内総店舗数は1万4608店舗。

成城石井事業の営業収益は302億4800万円(前期比8.9%増)、セグメント利益は36億2500万円(11.8%増)。5月末の直営店舗数は182店舗。全店舗数の7割以上を占める路面店舗・駅ナカ店舗を中心に売上げが伸長した。商品では日配食品や自社のセントラルキッチンで製造している自家製惣菜の売上げが堅調に推移した。

(株)ローソンエンタテインメント関連事業の営業収益は207億2200万円(前期比1.3%減)、セグメント利益は22億6400万円(17.5%増)。「HMV」を中心に、書籍・CD・DVDなどを販売する複合店「HMV&BOOKS」やレコード専門店「HMVrecordshop」を含め、5月末日現在の店舗数は49店舗。またローソン・ユナイテッドシネマは5月末で全国44劇場、410スクリーンを展開する。

金融関連事業の営業収益は92億9000万円(前期比4.8%増)、セグメント利益は3億3700万円(62.2%減)。(株)ローソン銀行のATMネットワークやATMの基盤を活用した新しいサービスの拡充に努める。5月末の全国のATM設置台数は1万3664台、1日1台当たりのATM平均利用件数は58.1件、提携金融機関数は全国で400金融機関と上る。

海外事業の営業収益は309億3100万円(前期比12.0%増)、セグメント利益は5億7600万円(171.5%増)。中国、タイ、フィリピン、米国(ハワイ州)、インドネシアで各地域の運営会社が「ローソン」店舗を展開する。海外の総店舗は7394店舗。

なおローソンは7月24日付で上場廃止(最終売買日は2024年7月23日)となる予定だ。

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