AOKI news|第1Q売上高429億円3.2%増・経常利益1.2%増
(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、田村春生社長)が2025年3月期の第1四半期決算を発表した。
4月1日~6月30日の業績は、売上高428億8700万円(前年同期比3.2%増)、営業利益23億5400万円(3.3%増)、経常利益22億1300万円(1.2%増)、四半期純利益16億2300万円(12.7%増)の増収増益だった。
営業利益率は5.5%、経常利益率は5.2%。
ファッション事業の売上高は218億0300万円(3.3%増)、営業利益は9億0700万円(29.0%減)で増収減益となった。
商品面では、暑い夏に最適な通気性に優れた「エアクールシリーズ」として、スーツやジャケット・スラックスのセットアップ、ビジネスシャツなどのシリーズアイテムを拡充した。
レディースでは、快適さに加え、スタイリッシュに着こなせる「エアクールスーツ」、夏でも快適に過ごせる「MeWORK(ミワク)」シリーズとして機能性抜群なジャケットを展開するとともに、トップスなどの関連アイテムの品揃えを強化した。ORIHICAでは、スポーツ感覚のビジカジウェア「BIZSPO」シリーズから、夏に向けた新商品「BIZSPO スラックス」、「ビズポロ」、「ビズT」などを展開した。店舗面では、ORIHICAで1店舗を新規出店した6月末時点の店舗数は594店(前期末593店)。
アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高23億6000万円(15.6%増)、営業損失は2億1300万円(前年同期は営業損失2億0900万円)となった。前年同期は休館中であった表参道店が稼働した一方、既存店の施行組数がやや減少したことなどによる。
ゴールデンウィーク期間に「ドレスが映える大聖堂ウェディングフェア」を開催するなど受注活動に注力するとともに、「ペット婚」を強化するなど多様化するニーズに応えた。また、アニヴェルセルカフェでは季節限定のデザートメニューを提供し好評だった。
エンターテイメント事業の売上高は182億0400万円(0.9%増)、営業利益は14億9600万円(24.8%増)で増収増益となった。複合カフェの快活CLUBでは、鍵付き完全個室店舗の拡大を推進するとともに、有名メーカーと共同開発したオリジナルつゆ仕上げの「快活の夏麺」など、さまざまなコラボメニューを提供した。カラオケのコート・ダジュールでは 、新ドリンクメニューの販売やオープンから18時限定でハッピーアワーを実施するなど、飲食メニューの充実を図った。24時間営業のセルフ型フィットネスジムのFiT24では、無料体験会や無料開放DAYの開催や紹介割などのお得なキャンペーンを実施するとともに、インドアゴルフの利用促進に注力した。
店舗面では、快活CLUBで1店舗を新規出店した一方、コート・ダジュールで2店舗を閉鎖した。ランシステムの複合カフェ自遊空間他88店舗(内フランチャイズ51店舗)を含め、6月末時点の店舗数は779店舗(前期末784店舗)。
通期は、売上高1915億円(2.0%増)、営業利益150億円(8.2%増)、経常利益146億円(10.3%増)、当期純利益80億円(5.6%増)を見込む。