マミーマートnews|第3Q売上高1192億円11.3%増/増収増益

(株)マミーマート(埼玉県さいたま市、岩崎裕文社長)の2024年9月期第3四半期連結累計期間の連結営業成績は、営業収益1191億7300万円(前年同期比11.3%増)、営業利益55億3500万円(26.5%増)、経常利益59億7500万円(25.5%増)、四半期純利益40億2900万円(35.7%増)となった。

営業利益率4.6%(4.1%)、経常利益率5.0%(4.4%)。( )は前年数値。

期中の取り組みでは出店面は、新フォーマット「生鮮市場TOP!」「マミープラス」への転換を進めた。圧倒的な低価格とオリジナル商品の展開、SNSを利用した情報発信を行い、来店頻度の向上に注力した結果、既存店の売上高は大きく伸長させるフォーマットになっている。改装店舗の年商は2年目以降も伸長し続けている。

今期は4月に弥十郎店(埼玉県越谷市)、6月に柏若葉町店(千葉県柏市)を「マミープラス」へ改装、5月に流山セントラルパーク店(同流山市)を「生鮮市場TOP!」へ改装した。すでに第4四半期に入っているが、7月に野田山崎店(同野田市)をマミープラスへと改装、8月にフラッグシップ店舗として、生鮮市場TOPコーナン京葉船橋インター店(同船橋市)の新規出店をおこない、9月にも新規出店を1店舗予定している。

既存の「マミーマート」店舗でも、顧客が生鮮・惣菜商品のカテゴリー強化、日配・グロサリー商品の拡充、売場レイアウトの変更を実施した。店舗・本部が一体となった業務プロセス改善活動(M3活動)では、パートナー社員を中心にチームで改善に取り組んでいて、好事例を全店へ展開する取り組みを実施している。

一方で、ローコストオペレーション運営の施策として、AI自動発注、LSP(Labor Scheduling Program)といったデジタル関連への投資、フルセルフレジの導入、三郷物流センター(埼玉県三郷市)の稼働等を進めた効果が現れ始めている。

人材育成面ではスキルアッププログラムを導入し、従業員一人ひとりの技術を正当に評価して資格等級と連動させ賃金に反映することで、早期成長を促し、やりがい・満足度の向上につなげる。

また、従業員満足度向上に向けた施策の一環として、オフィスカジュアルを導入し、個人の多様性・個性を尊重した職場環境を構築する他、入社5年目までの新入社員を対象とした奨学金返済支援制度を制定した。販管費では、従業員の生活・労働環境向上を目的として、ベースアップを実施し、雇用形態を問わず、人材投資も行っている。

6月30日現在の店舗数は、78店舗(マミーマート他44店舗、生鮮市場TOP!25店舗、マミープラス7店舗、温浴事業1店舗、葬祭事業1店舗)となっている。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧