アインnews|第1Q1036億円9.5%増/8月にFrancfrancを子会社化

(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)が2025年4月期の第一四半期決算を発表した。

5月1日~7月31日の業績は、売上高1036億0300万円で9.5%増、EBITDAが55億7800万円で8.7%減、営業利益が27億5700万円で23.6%減、経常利益が29億6900万円で23.5%減、そして純利益が16億4200万円(23.5%増)と、増収減益だった。

営業利益率は2.7%(3.8%)、経常利益率は2.9%(4.1%)。( )は前年数値。

アインホールディングスでは、ダイバーシティ&インクルージョンの推進として、女性の活躍推進に積極的に取り組んでいる。女性社員の意識改革およびマネジメント能力発揮のためのキャリア形成を支援する研修の実施や、ワークライフバランスの促進に向けた取り組みの強化等が評価され、6月に中核事業会社である(株)アインファーマシーズが厚生労働大臣から「プラチナえるぼし」の認定を受けた。

セグメント別の経営成績は、以下の通り。

主力のファーマシー事業は、売上高918億6600万円(8.8%増)、セグメント利益42億4500万円(21.8%減)。

同社グループでは、医療機関等との連携、お薬手帳等を活用した服薬情報の一元的・継続的な把握、在宅医療対応等によって、「かかりつけ薬剤師・薬局」の機能強化に取り組んでいる。 また、DXの推進として公式アプリ「いつでもアイン薬局」やLINE公式アカウント等で処方箋送信サービスを手軽に利用できる環境を整えている。

今期は、高額医薬品の処方によって処方箋単価が上昇した。また、かかりつけ薬剤師・薬局としての機能強化や待ち時間短縮等のサービス向上によって処方箋枚数も増加した。

M&Aを含め12店舗を出店し、8店舗の事業譲渡によって薬局総数は1235店舗となった。

リテール事業は、売上高89億4700万円(20.7%増)、セグメント利益10億1600万円(43.1%増)。既存店および前期に出店した店舗の客数が堅調に推移していることに加え、引き続きアジアンコスメや高価格帯コスメ等の売上げが伸長していることで単価が上昇している。

また8月20日にはインテリア・雑貨小売販売事業を展開する(株)をFrancfrancの全株式を取得し、子会社化を完了した。今後は「アインズ&トルペ」と「Francfranc」双方の強みを活かしたシナジーを発揮させて、事業規模拡大していく。

2店舗を出店し、1店舗を閉店したことで、コスメ&ドラッグストア「アインズ&トルペ」の店舗数は82店舗となった。

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