アクシアルnews|第2Q売上高1378億円3.9%増・経常利益59億円6.2%減
アクシアルリテイリング(株)(新潟県長岡市、原和彦社長)の2025年3月期中間決算は、売上高が1378億1200万円(前年同期比3.9%増)、営業利益が58億1500万円(6.3%減)、経常利益が59億3800万円(6.2%減)、純利益が39億9800万円(6.1%減)となった。
営業利益率4.2%(4.7%)、経常利益率4.3%(4.8%)。( )は前年数値。
年度方針に 「おいしさがドまん中大作戦!!」を掲げ、食品スーパーマーケットとして味をはじめ、商品やサービスの品質に徹底してこだわり、さまざまな取り組みを進めた。
各営業指標では、客数で、ESLP(Everyday Same Low Price)を推進したことで既存店は1.6%増加し、全店では新規出店の効果があり前年同期に比べ3.4%増加した。買上点数は物価高騰で、顧客の節約志向が高まったことや、多頻度少量の購買行動にシフトしたため、既存店で前年同期に比べ2.9%減少し、全店では前年同期に比べ2.4%減少した。
一品単価は生鮮相場が前年同期に比べ高騰したことに加え、商品・原材料等の仕入価格上昇に伴う販売価格改定により、既存店で前年同期に比べ2.9%増加し、全店では前年同期に比べ3.1%増加した。客単価はほぼ前年同期並みとなり、既存店で前年同期に比べ0.2%減少し、全店では前年同期に比べ0.5%増加した。
売上総利益は生鮮品の相場高騰や原料原価高騰の環境下、値ごろ感の打ち出しや、競合を見据えた販売価格設定を行ったこと、自社集中加工品の製造原価が上昇したことにより、商品販売における売上総利益率は、前年同期に比べ0.3ポイント減少し28.5%となった。
上期の新規出店はない。改装は、原信黒埼店(7月、新潟県新潟市西区、売場面積2086㎡)、ナルス北城店(9月、新潟県上越市、売場面積2304㎡)について実施した。退店は、原信土橋店(9月、新潟県上越市、売場面積2111㎡)。期末店舗数はグループ合計130店舗。原信67店舗、ナルス13店舗、フレッセイ50店舗。
また、インフラ面では、グループ子会社のローリーが米飯や惣菜の集中加工を行うデリカセンターを4月に本格稼働させた。また、10月1日に同社と一部関連会社は、本社を新潟県長岡市に移転させた。