H2Onews|第2Q売上高3313億円4.0%増・経常利益159億円49.5%減
エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、荒木直也社長)の2025年3月期の第2四半期決算は売上高3312億5400万円(前期比4.0%増)、営業利益150億0700万円(51.6%増)、経常利益は159億4300万円(49.5%増)、四半期純利益270億6900万円(330.0%増)だった。
営業利益率は4.5%(3.1%)、経常利益率4.8%(3.3%)。
第1四半期同様に第2四半期も百貨店事業が業績を牽引し、総額売上高・営業利益・経常利益・当期純利益がいずれも上期最高を更新した。主力の百貨店事業は、堅調な国内売上げ、大幅伸長したインバウンド売上げにより増収増益となった。8月に公表した業績の修正予想に対してほぼ想定通りの推移となっている。
食品事業は、食品スーパーの既存店売上高の前年超えにより増収、営業利益はほぼ前年並みとなった。
主なセグメント別業績では百貨店事業が総額売上高3050億円(17.7%増)、売上高920億円(13.1%増)、営業利益126億円(100.3%増)。
食品事業ではイズミヤ・阪急オアシス売上高1318億円(0.2%減)、営業利益24億円(3.3%減)、関西スーパーマーケット売上高663億円(0.2%増)、営業利益16億円(10.8%減)。
現在、エイチ・ツー・オーリテイリングでは2024年度を初年度とした3カ年の中期経営計画を進めている。4つの方針を挙げていて、第1の方針である「国内顧客・店舗ビジネス」の深化では、百貨店事業では重点顧客のLTV最大化に向けて変革やサービス開発を推進、食品事業などは経営資源の最適化のための取り組みを遂行している。