ファミマnews|第3Q営業収益3822億円1.3%減・営業利益734億円0.8%増
(株)ファミリーマート(東京都港区、細見研介社長)が2025年2月期第3四半期の業績績(IFRS)を発表した。非上場企業となったが業績概況として報じている。
営業収益は3822億4700万円で前年同期比1.3%減。事業利益(営業利益)は733億8800万円の0.8%増、純利益が800億5900万円の62.4%増。国内コンビニエンスストアのチェーン全店売上高は2兆4524億3200万円。ここには国内フランチャイズ(沖縄ファミリーマート、南九州ファミリーマート、JR九州リテール)の店舗売上高を加えている。
既存店の日商は39カ月連続で前年を超え、とくに10・11月は日商・客数・客単価の主要3指標すべてが前年超えを記録した。「ファミマのブラックフライデー」や新たな取り組みとなる「背徳のコンビニ飯」等のオリジナルキャンペーンが奏功した。発売3周年のプライベートブランド「ファミマル」は、「ファミマルPREMIUM」の品揃えを拡大し、25のこだわりをもつ7種の新商品を発売している。オリジナルブランド「コンビニエンスウェア」は台湾への海外展開も果たしている。
「ファミペイ」は2300万ダウンロードを突破。「ファミマメンバーズプログラム」は来店回数・購入金額で決まるランクの最上位「アンバサダー会員」が増加中だ。
特殊要因を除いた純利益は前期比+26億円だった。
その要因内訳は、収益力向上(商品力・販促強化による日商向上等)+62億円、広告・メディア等、事業会社関連+6億円、事業の基盤強化に向けた取組みの加速等▲17億円、外部環境変化によるコスト増加等▲25億円。