マキヤnews|第3Q営業収益666億円15.3%増・経常利益19億円1.3%減

ディスカウントストアの「エスポット」「業務スーパー」などを展開する(株)マキヤ(静岡県富士市、早川紀行社長)が2025年3月期第3四半期決算は営業収益665億8100万円(前年同期比15.3%増)、営業利益18億1000万円(0.1%減)、経常利益18億9700万円(1.3%減)、四半期純利益12億5300万円(4.2%減)。

営業利益率2.7%(3.1%)、経常利益率2.8%(3.3%)。( )は前年数値。

期中、「収益性の拡大」策として、EC事業(ネットモール)とのグループシナジーでネットモールとリアル店舗の販路拡大や、お客様の声を反映した『品揃え』の見直しと、『価格(エブリディロープライス)』に全社で取り組んでいる。

また、売場では「品切れ」撲滅と「値引き・廃棄ロス」削減に引き続き取り組んでいて、商品鮮度管理の徹底により「値引き・廃棄ロス率」は前年同期比で約9%改善した。また、「人材投資・働き方改革」として、特に前連結会計年度から引き続き継続的な「賃金」の改善が図れるように「生産性の改善」に取り組んでいる。

サステナビリティに関する環境問題への取り組みとしては、「太陽光パネル」を新たに3店舗設置し、さらに既存店舗1店舗の施工準備を進めている。これにより太陽光パネルの設置店舗数は全12店舗となる予定。

セグメントの中核である小売事業は営業収益615億4800万円(6.3%増)。「フード(食品)」部門は、「エスポット(フード)」、「ポテト・マミー」、「業務スーパー」の全ての業態で引き続き好調に推移し、生鮮品、日配食品、加工食品はいずれも前年同期を上回り、前年同期比7.6%増となった。

「ノンフード(非食品)」部門は、HBC(ヘルス&ビューティーケア)商品およびリユース事業が順調に推移し、前年同期比1.7%増となった。営業利益は20億9100万円(5.6%増)。

これは、エスポット新横浜店の大規模改装による一時的な改装経費の発生と大改装期間中の休業期間があったことと、給与のベースアップ等による人件費コストの増加や電気料単価の上昇による水道光熱費の増加があったものの、来店客数の増加と買上げ単価の上昇による売上高の増収に伴う売上総利益額の増加があったため。

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