アレンザnews|営業収益1533億円2.4%増・経常利益40億円14.3%減
アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)が2025年2月期決算は営業収益1533億4500万円(前年比2.4%増)、営業利益35億0900万円(14.5%減)、経常利益39億5300万円(14.3%減)、当期純利益20億8800万円(12.0%減)。前期と同じ増収減益だった。
営業利益率2.3%(2.7%)、経常利益率2.6%(3.1%)。( )は前年数値。
アレンザホールディングスは(株)バローホールディングスの子会社で、傘下にホームセンターの(株)ダイユーエイト、(株)タイム、(株)ホームセンターバロー、ペット専門店の(株)アミーゴなどの事業会社を有する。
アレンザは「Challenge3000」を掲げて、営業収益3000億円、経常利益率5%をグループ目標とした、中期成長戦略を進めてている。ホームセンター事業を中心に、収益基盤を強化するため「MD改革」としてPB商品の売上構成比率20%の実現と棚割改革、地域一番商品の育成に注力している。
また、投資採算を重視した成長投資、資本効率ならびに財務体質の強化をグループの成長戦略課題としていて、投資効率の最適化を図っている。下期からは、店舗の商品在庫の適正化を目的としたプロジェクトを組織し適切な発注回数の設定、取扱い品目の絞込み、適正在庫数の設定などローコストかつ顧客が買物をしやすい売場づくりに努めた。
新規出店は11店舗、退店は12店舗。期末店舗数は303店舗。
主要な事業会社別にみると、ダイユーエイトのセグメント営業収益は469億0700万円(3.2%増)、営業利益は5億8100万円(40.7%減)。既存店ベースでは売上高0.9%減少した。客数が前年同期比で2.7%減少し、客単価が前年同期比で1.8%増加した。
タイムのセグメント営業収益は159億5100万円(2.1%減)、営業利益は1億2300万円(前年同期はセグメント損失5300万円)。既存店売上高ベースで2.8%減少。客数が前年同期比で5.7%減少、客単価が前年同期比で3.1%増加。
ホームセンターバローは既存店ベースで、客数が前年同期比で2.1%減少、客単価が前年同期比で3.3%増加したことにより売上高は1.1%の増加となった。セグメント営業収益は581億9100万円(1.3%増)、営業利益19億3700万円(0.7%増)。