アクシアルnews|年商2819億円4.3%増・経常127億円3.1%増の増収増益
アクシアルリテイリング(株)(新潟県長岡市、原和彦社長)が2025年3月期の本決算を発表した。
2024年4月1日~2025年3月31日の業績は、売上高2818億7000万円(前年比4.3%増)、営業利益120億6000万円(2.4%増)、経常利益127億0900万円(3.1%増)、当期純利益90億0600万円(21.0%増)の増収増益で、売上 高、経常利益、当期純利益は過去最高となった。
営業利益率は4.3%、経常利益率は4.5%。
アクシアルリテイリングは、新潟県を中心とする(株)原信、(株)ナルス、群馬県を中心とする(株)フレッセイのスーパーマーケット3社で構成される。
中心的事業であるスーパーマーケット事業の売上高は2812億1600万円(4.4%増)、営業利益は117億9500万円(5.4%増)となった。
来店客数は、既存店で前年同期に比べ2.6%増加、全店では3.2%増加した。販売政策として、普段使いの商品を中心にESLP(Everyday Same Low Price)を推進した。また、プライベート・ブランド商品の値ごろ感、幅広い品揃えの惣菜などの取り組みが来店動機につながった。加えて、昨今の物価高騰により必要なものを中心とした多頻度少量型の買物に移行したものと思われ、一時大幅に減少した人流が回復した影響があった。
しかし、買上点数は、物価高騰で顧客の節約志向が高まったことや、買物1回当たりの購入数量の減少があったことで、既存店で前年比2.6%減少、全店で2.2%減少した。
買上点数は前年を下回ったが、生鮮品全般が価格上昇したことや、鶏卵・米の価格高騰によって一品単価が前年同期を上回った。この結果、客単価は、既存店で前年比0.7%増加し、全店では1.2%増加した。
商品販売における売上総利益率は、前年比で0.4ポイント減少し、28.5%となった。
当期は、原信呉羽店、原信阿賀野店、原信安曇野店を新設し、原信土橋店を閉鎖した。改装については、原信黒埼店、ナルス北城店で実施した。その結果、3月末時点の店舗数は原信67店、ナルス13店、フレッセイ50店となり、グループ全体では130店舗となった。
2026年3月期は、売上高2860億円(1.5%増)、営業利益114億円(5.5%減)、経常利益120億円(5.6%減)、通期純利益8億2000万円(9.0%減)を見込む。