サンエーニュース|営業収益1802億円3.7%増・経常利益6.6%増で経常利益率8.5%
沖縄の(株)サンエー(代表取締役社長:上地哲誠)の2017年(平成29年)2月期業績が発表された。
連結会計年度における営業収益(売上高及び営業収入)は1802億4300万円(前年同期比3.7%増)、営業利益は150億0600万円(6.3%増)、経常利益は154億1100万円(6.6%増)、親会社株主に帰属する純利益は97億8500万円(11.5%増)と、増収増益。営業利益率は8.3%、経常利益率は8.5%。
サンエーは、広域型ショッピングセンター(売場面積8000~3万7000㎡)、近隣型ショッピングセンター(1500~1万4000㎡)、小型の「サンエーV21食品館」(495~1000㎡)を展開する。これらの店舗では、ワンランクアップ商品、沖縄県産品、PB商品(くらしモア・ローソンセレクト)の販売強化に取り組んだことが功を奏し、食料品が堅調。さらに既存店の増床効果もあり、住居関連用品と外食も好調に推移して、売上高は3.4%増の1689億7700万円。
店舗展開は、2016年4月に「ハンビータウン」(沖縄県中頭郡北谷町)を改装オープン。またベビー用品専門店の「ベビー館」および「無印良品」を出店している。
サンエーはローソンのエリアフランチャイジーとして㈱ローソン沖縄を連結子会社に持つ。そのコンビニ事業は、売上高(直営店舗)は4億5000万円(16.9%増)、営業収入は60億5800万円(16.1%増)となった。直営店舗1店舗、FC店19店舗の新規出店、1店舗閉店したことにより、期末店舗数は直営2店舗、FC店208店舗。
本年度の2018年2月期は,「意識して考え実行する」を経営方針に掲げて、仕組み力、商品力、人材力の向上を図る。また、㈱ローソン沖縄と連携し、地域食材を使った商品の共同開発、新商品の提案、売れ筋商品の情報交換を行うことで、商品力を強化していく。
また出店は、6月に「V21食品館嶺井店」(沖縄県南城市)、8月に「大湾シティ」(沖縄県中頭郡読谷村)を計画する。
これによって、営業収益1854億3200万円(2.9%増)、営業利益150億8300万円(0.5%増)、経常利益154億3500万円(0.2%増)、純利益は99億9400万円(2.1%増)を見込む。
サンエーは、大型店から小型店までフォーマットを揃えてドミナントを築く。さらにローソンをはじめ、無印良品、エディオンとの提携で専門店を展開するなど、ドミナント深耕力をさらに強めている。
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