コーナンニュース|HC4位企業は2月期決算年商3048億円で経常利益13%増

(株)コーナン(疋田直太郎代表取締役社長)は、2017年2月期の業績を発表した。

営業収益が3047億8900万円(前期比0.6%増)、経常利益は145億6200万円(12.8%増)、純利益は60億7200万円(0.5%増)。

前年度に策定した中期経営計画の達成に向け、既存店の活性化と在庫の削減を推し進め、計画2年目の今期も、収益面、財務体質ともに改善。

円高を背景とした値入率の改善等により、売上総利益率は36.6%と0.7%改善し、売上総利益は28億8500万円増加し、1065億8200万円(2.8%増)となった。
さらに販売費及び一般管理費は12億3400万円の増加にとどまったため、営業利益は15億1300万円増加し、160億8100万円(10.4%増)。経常利益は16億5100万円増加し、145億6200万円(12.8%増)。純利益は、減損損失を38億5500万円計上したが、好調な業績から増益となり、60億7200万円(0.5%増)となった。

また営業利益率は5.5%、自己資本当期純利益率(ROE)6.4%、および自己資本比率は33.8%となり、前期と比較すると、営業利益率は0.5%向上し、自己資本当期純利益率(ROE)は0.3%低下、自己資本比率は1.9%向上している。

 

ホームセンター6店舗、コーナンプロ6店舗を出店した。ホームセンター6店舗を閉店したため、期末の総店舗数は319店舗(ホームセンター264店舗、コーナンプロ55店舗)。

商品面では、ホームインプルーブメント部門の木材・建材、工具、金物・水道等が堅調に推移した。ハウスキーピング部門では日用品、薬品等が堅調に推移したものの、インテリア用品、収納用品等は伸び悩んだ。ペット・レジャー部門では、ペット用品が堅調に推移した。

2018年2月期はホームセンター3店舗、コーナンプロ8店舗を出店する計画で、営業収益3139億5000万円(3.0%増)、営業利益177億円(10.1%増)、経常利益160億円(9.9%増)、純利益90億円(48.2%増)を見込む。

なおコーナンは、4月11日付で、神奈川県でホームセンターを展開する(株)ビーバートザンの発行済全株式を取得し、100%子会社化することを発表している。ビーバートザンは小田急電鉄傘下の企業で、2017年3月期の売上高は15億2900万円。

ホームセンターはM&Aによる寡占化が進んでいる。同時にプロユースのフォーマットが伸びている。それがコーナンの経営戦略に現れている。

 

検索ワード:コーナン ホームセンター コーナンプロ 2017年2月期 決算

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