ケーヨーニュース|2月期決算売上高1469億円と減収も利益改善進む
ホームセンター業界の老舗(株)ケーヨー(醍醐茂夫代表取締役)は2017年2月期の決算を発表した。
売上高1468億9600万円(前年比6.9%減)、営業利益13億3400万円(733.4%増)、経常利益22億1000万円(97.5%増)、純利益12億1500万円(前事業年度は、43億1600万円の当期純損失)。
2021年2月期を目標到達年度とする中期経営計画に沿って、今期は、既存店の抜本的な改善策を施した。第1に商圏環境や規模に合った品揃え、第2に坪あたりの売上高の改善、第3に荒利益重視。この戦略を進めてきた結果が減収増益を実現させた。また、販売促進費の効率化、集客力アップを図りながら、「創業祭」や「ホームセンター開業42周年セール」、「決算セール」なども実施した。
ケーヨーデイツー店舗は、3月に宮野木店(千葉県千葉市)、柏の葉公園店(千葉県柏市)、9月に仙台荒井店(宮城県仙台市)を出店。また7月にペットと園芸の専門店「ケーヨーデイツーペット&グリーンみろく寺店」(神奈川県藤沢市)、11月に生活提案型ストア「iite(イイテ)船橋坪井店」(千葉県船橋市)、2月に「iiteそめい野店」(千葉県佐倉市)の3店舗を業態転換した。また6店舗を全面改装。一方で、不採算店の整理にも取り組み、業態転換を含め8店舗を閉店した。結果、期末店舗数は183店舗となった。
2017年1月5日、DCMホールディングス(株)との資本業務提携を発表したケーヨー。DCMホールディングスの持分適用会社となって、同社との商品統一や大型店を中心とした改装に注力する。早期にシナジー効果を上げ、荒利益を中心にした改善と利益計画の達成を目指す。
次年度の見通しは、売上高1400億円(前年比4.7%減)、営業利益18億円(34.9%増)、経常利益27億円(22.2%増)、純利益14億円(15.1%増)。
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