ウエルシアニュース|M&Aで1535店6231億円の大幅増収増益

マツモトキヨシホールディングスを追い抜いたドラッグストア1位のウエルシアホールディングス(株)(水野秀晴代表取締役社長)。イオングループの中核企業の1つだが、その2017年2月期の業績が発表された。

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売上高6231億6300万円(前期比17.9%増)、営業利益240億7800万円(28.4%増)、経常利益257億2300万円(26.2%増)、そして当期純利益は144億5100万円(51.7%増)。

ウエルシアモデルへの積極的な改装、24時間営業店舗の拡大(2月末現在92店舗)、調剤併設率の向上(2月末現在1025店舗)による調剤売上げの伸長などにより、既存店の売上高は好調に推移した。

また2017年5月13日に、群馬県を地盤とする(株)クスリのマルエと資本業務提携を締結。また、連結子会社である(株)B.B.ONが、6月1日に東京・日本橋に、7月27日に京都・河原町に都市型ドラッグストアを出店するなど、新たな取り組みも進めている。

事業の効率化を目的として、9月1日付けで連結子会社のウエルシア薬局(株)と(株)CFSコーポレーションを吸収合併した。グループ全体で102店舗の新規出店と39店舗の閉店を実施した結果、年度末のグループ店舗数は、1535店舗。ここには、聯華毎日鈴商業(上海)有限公司の3店舗を含む。

2018年2月期会計年度には、期中に116店舗の新規出店を計画し、売上高6750億円、営業利益263億円、経常利益281億円、親会社株主に帰属する当期純利益150億円を見込む。

ドラッグストア業界は、出店競争や価格競争が激化し、かつ異業種参入や業務資本提携、M&Aの生き残りをかけた業界再編の動きが加速化している。M&Aによって、ドラッグストアの勢力図、ランキングも大きく変わりそうだが、ウエルシアはイオンのドラッグストア分野の中核企業としてそのM&Aの中心に存在している。

検索ワード:ウエルシア マツモトキヨシ ドラッグストア M&A イオン

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