イオンモールニュース|日本最大SCディベロッパー過去最高増収増益

イオンモール(株)は、2017年2月期の決算を発表した。

連結期間(2016年3月1日~2017年2月28日)の営業収益は2697億9300万円(前年同期比17.4%増)、営業利益449億3500万円(同2.4%増)、経常利益464億2000万円(同9.4%増)となった。親会社に帰属する当期純利益は285億2700万円となり、いずれにおいても過去最高を達成した。

しかも営業利益率は16.7%、経常利益率は17.2%となって、好調のときの不動産業の収益性の高さを証明した。小売業主体の不動産業、つまりショッピングセンター・ディベロッパーとして日本最大の企業の強みが存分に生かされた。

イオンモールは、国内外において積極的に事業展開を推し進め、7期連続の経常増益を達成。
営業収益、営業利益、経常利益、親会社に帰属する当期純利益のすべてにおいて、2期連続で過去最高を更新した。

国内事業では、既存20モールのリニューアルを実施。新規6モール[イオンモール堺鉄砲町(大阪府)、イオンモール今治新都市(愛媛県)、イオンモール出雲(島根県)、イオンモール長久手(愛知県)、カテプリ(北海道)、三宮オーパ2(兵庫県)]を、オープンした。

2016年3月1日に子会社化した(株)OPAでは、スクラップ&ビルド等、経営体質強化に取り組んだ。

海外事業では、中国・アセアン地域における既存17モールが順調に推移している。新規モールはベトナムに1モール、中国で1モールをオープン。19モール体制となった。

国内事業は、営業収益2440億8500万円(前年同期比14.1%増)、営業利益487億1600万円(同▲1.2%)となった。
新規モールは、第3四半期連結累計期間にオープンした3モールに続き、12月にイオンモール長久手(愛知県)をオープンした。
既存モールは、イオンモール盛岡(岩手県)、イオンモール広島府中(広島県)の増床リニューアルを含め、20モールにおいてリニューアルを行った。

海外事業のうち、中国事業は営業収益189億1800万円(前年同期比64.4%増)、営業損失34億5100万円(前連結会計年度は44億4800万円の営業損失)となった。13モール中7モールで黒字化を達成。当連結会計年度の営業損益は、前連結会計年度との比較で9億9700万円の利益改善を実現した。
2016年11月に河北省1号店となる「イオンモール河北」をオープンした。
中国では、北京・天津、江蘇・浙江、湖北、広東の4エリア中心にドミナント出店を進めている。

アセアン事業は、営業収益67億8800万円(前年同期比60.1%増)、営業損失3億4800万円(前連結会計年度は10億1300万円の営業損失)となった。6モール中3モールで黒字化を達成。当連結会計年度の営業損益は、前連結会計年度との比較で6億4000万円の利益改善を実現した。
7月にはベトナムに4号店(ホーチミンエリアでは3号店)となるイオンモールビンタン(ホーチミン市)をオープンした。

カンボジアでは、1号店のイオンモールプノンペン(2014年6月オープン)に次ぐ2号店イオンモールセンソックシティ(プノンペン市)が2018年度オープンに向け、準備を進めている。

インドネシアでは、2015年5月にオープンしたイオンモールBSD CITY(バンテン州タングラン県)が好調に推移している。
2017年度にオープンを予定しているイオンモールジャカルタガーデンシティ(ジャカルタ市)はじめ、3モールのオープンに向けた準備を進めている。

2018年2月期の連結業績予想(2017年3月1日~2018年2月28日)は、営業収益2950億円(対前期比9.3%増)、営業利益500億円(同11.3%増)、経常利益485億円(同4.5%増)、親会社に帰属する当期純利益295億円(同3.4%増)と発表している。

MO-RU

検索ワード:イオンモール イオン 決算 ショッピングセンター ディベロッパー

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧