松屋ニュース|売上高▲7.1%・営業利益▲53.9%で減収減益

日本の百貨店業界11番手の(株)松屋が、2017年2月期の決算を発表した。

連結期間(2016年3月1日~2017年2月28日)の業績は売上高863億3700万円(前年同期比▲7.1%)、営業利益12億4000万円(同▲53.9%)、経常利益12億6800万円(同▲56.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億7300万円(同▲34.7%)であり、減収減益となった。

営業利益率は1.4%、経常利益率は1.5%。

百貨店事業の中核店舗「銀座店」では、中期経営計画の基本方針の下、個性的な百貨店「GINZAスペシャルティストア」のさらなる進化を推進している。そこで2016年4月にリビングフロア、8月に3階婦人服売り場の改装によって、品揃えのグレードとテイストの統一を推し進め、買い回りの向上に尽力した。

ファッション性の高い銀座にふさわしいショップ、なおかつ、伝統と革新を備えた発信力のある新たなブランドや店舗を導入した。松屋ならではの独自性が明確な売場を作ることで、他店と差別化を図り、売上の向上と来店の促進に努めた。

訪日外国人の消費行動が「コト」消費へと変化し、インバウンドニーズが新たなステージへと移行するなか、海外からのお客の趣味・嗜好やライフスタイルに着目した品揃えと利便性向上の取り組みを強化することで、さらなる売上の向上と再来店の促進を目指した。

浅草店では、入居する商業施設「EKIMISE」との相乗効果の発揮に取り組み、施設内を買い廻るお客の需要を取り込むプロモーションの強化や、3階の婦人服売場を拡大するなど、売上と収益の向上に尽力した。

結果、百貨店事業の売上高は761億8700万円(うち外部顧客に対する売上高761億5200万円)となり、前連結会計年度と比べ、61億7000万円(▲7.5)の減収となった。営業利益は14億6600万円で、前連結会計年度と比べ15億5100万円(▲51.4%)の減益となった。

来期の連結業績予想は、売上高870億円(対前期比0.8%増)、営業利益17億円(同37.0%増)、経常利益16億円(同26.1%)、当期純利益10億円(同29.2%増)の見通し。

MATUYA

 

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