キリン堂ニュース|売上高1164億円も中国越境ECの税制変更で減益

(株)キリン堂ホールディングス(寺西豊彦代表取締役社長執行役員、本社・大阪市)の2017年2月期の連結業績は、売上高1164億5000万円(前期比3.1%増)、営業利益12億9800万円(23.6%減)、経常利益は18億3500万円(20.9%減)。そして当期純利益は6億3500万円(23.2%減)の増収減益となった。

大幅減益と言えど、営業利益率1.1%、経常利益率1.6%と利益は確保した。img_04_2

<画像はキリン堂HPより>

小売事業の売上高は、1144億1900万円(2.9%増)、セグメント利益は23億1700万円(16.2%減)と増収減益。

春・夏の天候不順による季節商材の低迷、インバウンド需要減少による売上減はあったが、新店の貢献と、既存店舗の改装(27店舗)、ポイントカードを活用した販売促進策、ヘルス&ビューティケア商品のカウンセリング販売、PB商品の積極展開などで、増収を果たした。また、診療報酬改定等の影響から、売上総利益率は前年割れ。さらに、中国越境ECにかかる税制の変更や保税区活用の制限による影響もあって、減益となった。

ドラッグストア21店舗(うち調剤併設型6店舗)、小型店4店舗(うち調剤薬局2店舗)の計25店舗を出店した一方、閉店はドラッグストア11店舗、小型店4店舗(うち調剤薬局3店舗)の計15店舗。期末のグループ国内店舗数は合計344店舗。

また卸売事業に海外事業は売上高20億3000万円(21.1%増)、セグメント損失は1億5000万円(前期はセグメント損失1億9200万円)と損失幅は若干減っている。

検索ワード:キリン堂 2017年 2月期 ドラッグストア

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