Olympicニュース|営業収益1082億円・経常利益40.3%増だが経常率は0.6%

(株)Olympicグループ(金澤良樹代表取締役社長、本部・東京都国分寺市) は、2017年2月期の決算を発表した。

連結会計年度、売上高と営業収入を合算した営業収益は1082億4000万円(前期比1.1%増)。競合店の価格訴求に対抗するための価格政策を継続したため、売上総利益率は0.3ポイント低下したが、物流改革による収入増もあって、営業総利益(粗利益)は369億0600万円。

経費は、人件費は増加したが、販売促進費をはじめ、その他固定経費の削減に取り組んだ結果、営業利益は8億3800万円(前期比21.0%増)、経常利益は6億6500万円(40.3%増)となった。増収増益ではあるが、営業利益率0.78%、経常利益率0.61%。

当期純利益は1500万円(前期比84.1%減)。これは、関係会社株式評価損や減損損失を計上した結果だ。

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オリンピックグループでは「食品」「ディスカウントストア」「専門店」の3つの業態を柱としている。この3業態の店舗群で、ニーズの変化や地域特性に応じて臨機応変に商品群構成の変更を伴う店舗改装を行った。さらに、高品質と低価格を両立した独自商品の開発と、各店舗における価格政策の徹底を実行した。並びに従業員教育の充実による商品知識、サービスレベルの向上によって、営業力の強化を進めた。

また、自動発注、商品物流の内製化の拡大や、新しい取引データ通信方式である流通BMSの採用等により、店舗・物流センター業務の合理化を進めてきた。
食品部門は、フードコート「PICCOLY」、自家焙煎コーヒーショップ「GRAINCOFFEEROASTER」、ソムリエ資格保持者が常駐し多品種のワインを取り扱う専門店「OlympicCELLAR」を配した店舗フォーマットを拡大展開している。

Olympic長原店、Olympic川崎鹿島田店、Olympic今宿店の3店舗の大規模改装を実施。
ディスカウントストア部門は、日用消耗品を中心に、EDLP政策をさらに徹底した。
専門店部門は、自転車専門店「CycleOlympic」、ペット専門店「YourPetia」、DIY・ガーデニング専門店「おうちDEPO」、靴専門店「ShoesForest」がある。
4月には「ShoesForestめじろ台駅前店」を出店した。

来期の経営成績は、営業収益1090億円、営業利益12億円、経常利益10億円、純利益3億円を見込んでいる。

検索ワード:オリンピック 食品 ディスカウントストア 専門店

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