ヤマザワニュース|地方の競争激しく売上高微増、営業・経常利益ダウン
(株)ヤマザワ(本社:山形市、2017年2月期は、売上高1141億1100万円(前年同期比0.1%減)、営業利益15億5100万円(14.6%減)、経常利益16億2500万円(18.3%減)、そして当期純利益は13億6100万円(163.3%増)と、増収減益。
主な経営数値は、売上総利益率は27.7%、売上高営業利益率1.4%、売上高経常利益率は1.4%。そして総資本経常利益率(ROA)5.7%、自己資本当期純利益率4.7%、総資産回転率は2.2%。
ヤマザワは2つの事業を核にする。ひとつは、スーパーマーケット事業。その売上高は1007億4400万円(0.0%増)と横ばい。「地産地消」の一環として、取り引きのある青果物生産者グループが設立した、株式会社方式の農業生産法人「ヤマザワ西蔵王高原ファーム」との連携を図って、地元野菜を山形市内の店舗を中心に販売。また2015年10月から導入した電子マネー機能付きポイントカード「にこかカード」の販促活動を実施。会員数は、期末時点で約56万人となった。
新店開設は、環境配慮型の荒井店(宮城県仙台市)。既存店改装は7月に吉岡店(宮城県黒川郡大和町)、10月に多賀城店(宮城県多賀城市)、11月にくしびき店(山形県鶴岡市)で実施。また、2013年12月に完全子会社となったよねや商事(株)では、9月に南店(秋田県横手市)、11月にとまき店(秋田県大仙市)を改装した。
ヤマザワの店舗は山形県内42店舗、宮城県内24店舗、よねや商事の店舗が秋田県内9店舗で、期末のスーパーマーケット店舗数は合計75店舗。
もう一つの柱がドラッグストア事業。売上高は133億5400万円(1.3%減)。
4月にドラッグ多賀城店(宮城県多賀城市)、11月にドラッグくしびき店(山形県鶴岡市)、12月にドラッグ荒井店(宮城県仙台市)を新規出店。これらはスーパーマーケットとの併設店舗。また、5月にスーパーマーケットヤマザワ新庄店のインストア店舗であるヤマザワ薬品新庄店を改装・増床し、ドラッグ新庄店(山形県新庄市)として新たに開設。改装は、3店舗、閉店は1店舗。