パルタックニュース|3カ年中期経営計画2期目は7.2%増収/16.3%経常増益
(株)パルタック(大阪市中央区、木村清隆代表取締役社長)は、2017年3月期の決算を明らかにした。
同社は1928年に設立。1976年に商号を(株)パルタックに変更。1988年に株式を店頭公開し、2010年、東証一部上場。
全国のドラッグストア、ホームセンター、コンビニエンスストア、スーパーマーケット等に化粧品・日用品、一般用医薬品等を販売する卸売事業を主事業とする。
パルタックグループは、(株)メディパルホールディングスを親会社として、パルタックと非連結子会社1社で構成されている。
そのパルタックの売上高9220億9500万円(前期比7.2%増)、営業利益191億2900万円(18.8%増)、経常利益215億7300万円(16.3%増)、当期純利益146億500万円(22.4%増)となり、増収増益となった。
営業利益率は2.1%、経常利益率は2.4%。
同社は2016年3月期に3カ年の中期経営計画を策定した。「社会に真に必要とされる中間流通業に向けた取組み」をビジョンに掲げ、第1に重点戦略である情報提供力を高めるための「情報システムの強化」、第2に「さらなる生産性向上」、第3に安心・安全をベースとした営業・物流などの中間流通業としての「機能強化」、第4に「人材の育成」という、4つの課題に取り組み、持続的成長による企業価値向上に努めた。
全国の市場の3分の1を占める最大市場の関東エリアは「物流・営業・管理」のそれぞれの視点から強化、改善に取り組んだ。
物流面では、交通の要衝である埼玉県白岡市で、大型物流センター「RDC関東」の隣接地に物流センター「FDC白岡」を2017年3月より稼働させ、生産性向上・出荷能力拡大を図った。
営業・管理面では、関東エリアのコントロールセンターの役割を担う事務所ビルを東京都北区に開設し、拠点の統合や仕入部門の強化などを図った。
「(仮称)FDC広島」(広島市佐伯区)の建設及び「RDC沖縄」(沖縄県うるま市)の増設など、基盤強化に向けた設備投資を計画どおりに進めている。
2018年の業績は、売上高9600億円(前期比4.1%増)、営業利益205億円(前期比7.2%増)、経常利益230億円(前期比6.6%増)、純利益155億円(前期比6.1%増)を予想している。
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