アインニュース|2017年4月期は売上高2481億円5.6%増・営業利益▲0.4%

(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一代表取締役社長)が2017年4月期の決算を発表した。ドラッグストア・チェーンでは9位に入る。主なビジネス領域はアイン薬局のファーマシー事業と、都市型セレクトショップのドラッグストア「AINZ TULPE」などのリテール事業だ。


アイン薬局かつた店

2017年4月期は、売上高2481億1000万円(前年同期比5.6%増)、営業利益145億6300万円(▲0.4%)、経常利益150億8000万円(▲0.5%)、純利益79億4900万円(0.4%増)となった。その結果、営業利益率は5.9%、経常利益率は6.1%。

セグメント別業績を見ていく。

医薬事業は、セグメントの売上高は2218億1000万円(前年同期比5.1%増 )、利益は191 億1000万円(0.6%減)となり、増収減益となった。

かかりつけ薬剤師・薬局としての機能を発揮すべく薬剤師不足が深刻化するなか、2017年4月には、307名の新卒薬剤師を採用した。また2016年12月には、全国にグループ全体で調剤薬局115店舗を展開する(株)葵調剤(宮城県仙台市)を子会社化した。M&Aを含めた209店舗の出店と24店舗の閉店により、全国47都道府県でグループ調剤薬局総数は1066店舗となった。

リテール事業は、213億8300万円(年同期比2.4%増)、損失は8億6600万円(前年同期は4億5900万円の損失)。都市型ドラッグストア「アインズ&トルペ」の7店舗、「リップス&ヒップス」2店舗を出店したが、9店舗を閉鎖している。また既存店の改装およびMDの強化したが、赤字幅は拡大した。その結果、ドラッグストア店舗総数は52店舗となった。

リテール事業は地価が高い銀座・新宿など東京都心や横浜で展開する。この都市型ドラッグストアがまだ収益性が弱い。

2018年4月期は、売上高2675億円(7.8%増)、営業利益166億円(14.0%増)、経常利益170億円(12.7%増)、純利益89億円(12.0%増)を見込む。

検索ワード:アインホールディングス アインズ&トルペ LIPS and HIPS  決算

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