サツドラnews｜持株会社化初年度５月期決算は売上高878億円/経常率1.5%

サツドラホールディングス(株)（札幌市、富山浩樹社長）が2017年5月期の決算を発表した。

売上高878億4400万円、営業利益13億1800万円、経常利益13億3300万円、純利益7億0800万円となった。

営業利益率、経常利益率は、いずれも1.5％だった。

同社は2016年８月16日に設立されたため、連結業績は、単独株式移転により完全子会社となった(株)サッポロドラッグストアーの連結財務諸表を引き継いで作成されている。サツドラホールディングスは９カ月間、連結子会社は15カ月間の会計期間を計上している。

期間内に、ドラッグストア18店舗、調剤薬局１店舗を出店。一方、経営効率化の観点からドラッグストア２店舗、調剤薬局１店舗を閉店した。2017年５月15日現在の店舗数は190店舗となった。

外国人観光客の増加に伴い、直営店舗では北海道以外への初出店となる沖縄２店舗、東京１店舗、福岡１店舗を出店。この4店舗を含めたインバウンド対応店舗12店舗を出店した。またインバウンドの決済の利便性を高めるために「WeChatPay」の一次代理店になるとともに、「WeChatPay」の普及に向けたテンペイ社（財付通支付科技有限公司）との業務提携契約を締結した。

ストアブランドを確立するために、店舗名を「サッポロドラッグストアー」から、愛称の「サツドラ」へ変更し、ロゴマークも刷新した。新規出店を積極的に進めるために、新物流センターを稼動させ、人員も新卒者を中心に採用している。

サツドラホールディングスでは、2017年5月期から2021年5月期までの4カ年にわたる中期経営計画を以下のように策定している。
第１に、強固なリージョナル・チェーンストアづくり。
第２に、リージョナル・プラットフォームづくり。
第３に、アジアン・グローバルへの発信。
第４に、活躍しつづける人材育成。
第５に、多様性ある組織づくり。

2期目となる2018年5月期は、インバウンド向け店舗を含む18店舗の新規出店や標準化に向けた10店舗の既存店改装を計画し、連結売上高777億円、営業利益10億円、経常利益10億円、純利益５億円を見込む。

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